「あ~、もうちょっとで終わるのにインクが切れた〜」とか、いざ印刷しようと思ったら「え~、インクが乾燥して印刷できないじゃ〜ん」という緊急事態に出くわしたことがあるのは、私だけでは無いと思います!
そこで慌てて、プリンターのインクを買おうと思って家電量販店やネットでインクを探した際に、プリンターのメーカー製ではなく、見慣れないブランドやノンブランドのインクを見たことがある方も多いと思います。
また、「プリンターメーカーの純正品と比べるとかなり安いけど、買っても大丈夫なの?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。そのインクの正体は、”互換インク”と呼ばれるインクです。
では、この”互換インク”とは一体どんなものなのか?純正品との違いはあるのか?などについて、これから徹底解説していきます。
そもそも”互換インク”とは?
プリンター メーカーが販売しているインクは、純正インクや純正品などと呼ばれますが、プリンター メーカーではない、他のメーカーが作ったインクのことを”互換インク”と呼んでいます。
互換インクは、見た目は純正品と遜色なく、各プリンター メーカーの製品に互換性があります。
互換インクのメリットとデメリットとは?
互換インクのメリット4選
互換インクのメリットは以下の通りです。
- 費用の削減: 互換インクは通常、純正インクよりかなり安く、印刷コストを削減することができます。
- 多様性と選択肢: 互換インクは多くの異なるメーカーやモデルに対応しており、ユーザーは予算や好みに合わせて選択できます。なお、専用のインク カートリッジ式のプリンターの場合は、適合するカートリッジを購入することになります。
- 品質の向上: 近年の互換インクは、以前よりも品質が格段に向上しており、純正インクとほぼ同等の印刷品質を提供することもあります。
- 入手の容易さ: 互換インクは一般的に多くの小売店やオンラインショップで入手でき、購入が簡単です。
互換インクのデメリット6選
互換インクのデメリットは以下の通りです。
- 印刷品質の一貫性が低い: 互換インクは品質にばらつきがあることがあり、純正インクほど一貫性のある印刷品質を提供できないことがあります。
- 互換性の問題: 一部のプリンターや互換インクは、実際に使ってみると互換性がない場合があり、正しく認識されなかったり、正しく印刷されないことがあります。
- 長期の劣化: 互換インクは長期間保管すると、純正品よりも早く劣化することがあり、印刷品質に影響を与える可能性があります。
- メーカー保証/サポートの喪失: 一部のメーカーは、互換インクを使用するとプリンターの保証やメーカーからのサポートが無効になる可能性があるとしています。問題が発生した場合、メーカーの保証やサポートが受けられないリスクがあります。
- 海外業者による問題: Amazonなどで格安で販売しているインクの場合、中国等の海外業者の場合が多く、購入してもなかなか届かなかったり、やりとりに苦労するケースがあります。当然、不良品などの問題発生時には、余計な苦労が増えます。
- 人体や環境への影響:互換インクはその内容物が明らかにされていない場合があり、どのような薬品が使われているかはわからないことが多いのが現状です。
互換インクと純正インクの違いをまとめると
- 価格: 通常、互換インクは純正インクよりもかなり安価です。
- 品質の一貫性: 一部の互換インクは品質にばらつきがあり、一貫性が低いことがありますが、純正インクは一般的に高い品質の一貫性が期待できます。
- 保証: メーカーの保証が期待できないことがあり、メーカー保証が無効になる可能性がありますが、純正インクを使っていると、メーカーによるプリンターの保証を受けることができます。
- 印刷品質: 純正インクと比較して、印刷品質が劣ることがありますが、純正インクは一般的に高品質な印刷が期待できます。
- 人体や環境への影響: 一部の互換インクには環境への悪影響がある場合がありますが、純正インクは、メーカー毎に安全データシート(Safety Data Sheet:SDS)というものを作成しており、安全性を公表している場合が多いです。
結局、互換インクと純正インクのどちらが良いの?
互換インクと純正インク、各々のメリットとデメリットについては、上記と「知らないと大損!メーカー純正インクの価格の謎に迫る: なぜあんなに高いのか?」を読んでいただきましたら十分ご理解いただけると思います。
しかし、「長々と読むのは面倒くさい!」「結論だけが知りたい!」という方のために簡単に申し上げます。
コスト重視なら「互換インク」、品質重視なら「純正インク」を購入してください。
誰でもわかる互換インクの選び方
上記に記載している互換インクのメリットとデメリットについて考慮しながら選んでいただきたいのですが、Amazon等の販売サイトや家電量販店を見ても分かる通り、互換インクのメーカーは沢山あります。
しかも価格やデザインはまちまち。肝心の品質も玉石混交なため、純正インクより安いのはわかるけど、その中でどれを購入すれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方は下記の点を考慮してみて下さい。
適正な価格であること
コストを重視するからこそ互換インクを選んだワケですから、価格が安ければ安いほど良いには決まっています。ですが価格が安すぎる場合、「品質が悪い・インクの量が記載より少ない・不良品の交換に対応しない」などの恐れがあるので価格だけで選ぶのはお勧めできません。
それを見極める一番簡単な方法は、運営会社が日本の法人でかつ責任者が日本人である互換インクを選ぶことです。日本の国内法人であったとしても、外国人が責任者の場合は連絡がつかないケースがあります。特に所在地が外国の法人による出品の場合は、突然消える場合がありますのでご注意ください。
品質に問題がないこと
品質は使用して初めて分かることですし、レビューは口コミがあったとしてもサクラによるケースも多数あります。評価の点数だけではなく、レビューの内容も参考にしてください。
また、レビューや口コミが無いからといって品質が悪いとは限りません。レビューや口コミというのは、記入によって何かしらのメリットが無い限り、製品に問題が無いのに記入する手間をかける方は少数派です。
自然なレビューや口コミの場合、問題があった時にこそ記入する方が多いので、レビューや口コミの量や内容よりも、商品ページがしっかり作られているか、所在地は日本国内か、などの方が判断材料として価値があると思います。
信頼できる販売者であること
販売者情報や会社概要などは、必ず1度は確認してください。特に、Amazonや楽天市場などECショッピングモールでは、国内外からさまざまな業者が販売しているので、どんな人たちが販売しているかを知ることで、安心して購入できるかの判断材料になるはずです。
この記事のまとめ
この記事では、互換インクとは、純正インクとの違い、互換インクの選び方、について解説してきました。互換インクは、物価高騰の中でもかなり節約ができる上、手軽に購入することができます。社会にとって役立つ良い製品ですが、品質面や不良品への対応などのサポート面を確認した上で購入されることをお勧めいたします。
また、互換インクと純正インク、各々のメリットとデメリットを理解しましょう。常にどちらかにする必要は無く、互換インクと純正インクを交互に使う、あるいは2:1で使うなど使用するなど、目的や求めるものによってどちらのインクにするか選択するのがお勧めです。
最後に、インク カートリッジの場合は使用途中での換装も可能ですが、取り外したインクを保存する際はインクの出口をラップなどでしっかりと覆って乾燥を防ぐようにしてください。
この記事を読んでくれた方だけの特別なクーポン
楽天・Amazonでも販売している
キャノンの互換インクカートリッジ、元々大赤字販売しているインクですが、更に5%OFFでご提供!
購入画面からクーポンコードを入力してお得にインクをゲット♪
2024年8月31日23:59まで!!
決済はクレジットカードやGoogle Payのほか、Amazon Payもご利用いただけます!
他サイトと比較してみてください!
楽天市場
価格:2000円
(2023/12/27 20:23時点)