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スライサーな人とは?性格や言動を知って対処しよう!

スライサー(人)について掘り下げて紹介!性格や気質を知ることで、スライサーを回避しましょう。

スライサーな人の特徴

「テイカー」「ギバー」「マッチャー」という3つの人間の思考と行動を分類に「スライサー」という言葉を追加して命名したのは、「Voicy ボイシー」(音声の総合プラットフォーム)にて活躍する、チャンネル「学びの引き出しはるラジオ」の尾石晴さんという方。

一つ一つは些細な事、気づくか気づかないか程度の他人の時間やお金、気持ちを奪っていく。

その巧妙さ、【薄く薄く】気持ちや神経をサラミのように削っていくことから「スライサー」と名付けたようです。

テイカーほどあからさまじゃないから、言われた側は「モヤモヤ…」くらいで終わることがほとんど。ですが、モヤモヤが溜まっていくような人とは距離を取りたいと思ってしまうのが人の心理ですよね。
そのため、友だちが定着しない・ころころ変わるのも「スライサーな人」の特徴の一つです。

アダム・グラント氏が提唱したテイカー、ギバー、マッチャーについては以下の記事で確認できます。

【関連記事】テイカー女9つの特徴と対処法を解説!縁切りして離れるための完全ガイド!
【関連記事】自己犠牲型ギバー(ボトムギバー)から他者志向型ギバー(トップギバー)へ!疲れてしまった人が楽になれる考え方5つ

スライサーな人の性格

「スライサーな人」の行動原理の根底には「絶対に自分だけは”損”をしたくない!」があります。

”損”をしないためには、人を貶めようとしたり、自分の都合の良いような友だちを周りに置いたりするのです。

気が弱く優しい友人を探すことが得意なスライサーは、直接的な言葉は使わなくても自分の都合の良くなるように友人を動かそうとします。

しかしそれが「バレていない!上手く周りを都合よく動かしている!」と思っているのはスライサー本人だけ。なので、スライサーの陰険さに気付いた友だちはスライサーな人と距離を置き、離れていきます。

自分の欲望がむき出しの「テイカー」と比べてスライサーな人は周りを伺いながら「損をしない」を狙う、明るく見えても実はジメっとした性格なのです。

周りを都合よく動かそうとする人には、マニュピレーターと呼ばれる人もいます。一度マニュピレーター診断を行って見るのもいいでしょう。

シーン別「スライサー女」の言動

言われたこと、言ったこと、思い当たりますか??

■お会計の時

うまく割れないね~どうしよっか?

みんなでご飯を食べていて、いざ会計というときに人数で割り切れない場合に言いだすが、端数の申し出はしない

■食事をシェア

もう誰も食べないの?どうする?

シェアしていた食事が少し余っている時に、食べちゃっていいよしか言えない状況を作る

■待ち合わせ

ごめん!あと5分くらいで着く~

待ち合わせのときに毎回遅れたり、言っている時間より結局10分くらい遅れる

■会社で

そろそろ、書類まとめた方がよくないですか?課長に言われそう!やっておいた方がいいですよね~絶対

一緒に仕事をしている中で親切心を装うが、自分でも出来ることを巧妙に人にやらせようとする

■お出かけ時

あそこでやってるイベントっていつまででしたっけ?週末までやってるのかなぁ…

何番出口が一番近いんだろ~?

一緒にお出かけしているときに、自分で調べればいいのに人に聞くことでその人に調べさせようとする

■旅行などの計画をしている時

今、サイト見てるならついでだからそのまま予約してもらっちゃって良い?

面倒事は押し付けようとするが、自分のポイントやマイルが貯まる場合は自ら予約+やってやった感を少しだす

■カフェなど

やっぱりコーヒーだけにしよっかな~

他の人より安いのを頼んで「一口交換しよう!」コーヒーとクッキーにしようかと話してくるが、いざ、頼む際になると、自分は結局コーヒーしか頼まない(クッキーはもらい狙い)。

スライサーな人の対処法

できれば、友人になりたくないスライサー。

スライサーな人に狙われないようにするために、狙われる人の特徴や対処法を覚えておきましょう!

「スライサーな人」に狙われる人の特徴

スライサーな人の言動を見る限り、どれも「細かいところでモヤモヤさせてくる」というシーンが多いですよね。「え、それって……」というような切り返しは、それを言ってしまうと、そんなことでやりあうことが「自分が人間的に小さく」感じていちいち言いたくない。

スライサーな人はそんな小さなことを[いちいち言うのが格好悪い]、[言いづらい]と思っている人を見つけるのが得意なのだそう。

「スライサーな人」への対処法

距離を取るのが一番いい方法です。ですが、「スライサー」とされる人は多いですし、なかなか全員と距離を取り続けるのも難しいものです。

次にできる対処法としては、「モヤモヤ」することがあったらしっかりと意見を伝えて相手に付け入る隙を見せない事です。お互いの距離感を保つのに良いですが、これも「器が小さいと思われるかもしれない」と思ってしまうと、なかなか難しい手段です。

では次に、自分が何に「モヤモヤ」するのか、まずは「モヤモヤ」の原因を探ってみましょう。そして、ここまでは許容できるけどこれは許容できない、という線引をしておきます。
例えば食事のお会計が雑だったりシェアした食事で余った分を食べたがることについては許容できるけど、毎回遅れてくることが嫌な人も居るでしょうし、その逆の考えの人もいます。

原因がわかれば、なるべく「モヤモヤ」の原因が起こりそうなシチュエーションを避ける対策がとれるでしょう。また、他の部分は許容しているから、この部分だけは突っ込んで断ったりしてもいいかな、という考え方もできるようになります。

また、とっさに言葉が出ない人も、これを言われたらこんな返事をしよう、とあらかじめ考えておくこともできます。

こんな切り返しをしてみるのはどうでしょうか?

お会計の時の「うまく割れないね~どうしよっか?」
→「じゃんけんで負けた人が端数出そうよ!」

食事をシェアした時の「もう誰も食べないの?どうする?」
→「私も食べたいな!」

待ち合わせ時の「ごめん!あと5分くらいで着く~」
→「毎回遅刻してるじゃん笑 次遅刻したらカフェおごってね!」

会社での「そろそろ、書類まとめた方がよくないですか?課長に言われそう!やっておいた方がいいですよね~絶対」
→「たしかにそうですね!やっていただけるんですか?」

お出かけ時の「何番出口が一番近いんだろ~?」
→「そうだねー何番なんだろ?」

旅行などの計画をしている時の「今、サイト見てるならついでだからそのまま予約してもらっちゃって良い?」
→「この前も私が予約したから今回はやってもらって良い?」

カフェなどの「やっぱりコーヒーだけにしよっかな~」
→「え!じゃあ私もドリンクだけにしようかな」

基本的には同じように疑問形で返すのが良いでしょう。お互いに疑問形だと話が進まなくてモヤモヤしてしまいますが、この人には何を言ってもやってくれないんだ、とスライサーが認識すれば利用される割合がぐっと減ります。

それ以外には、やってほしいことを明確にして頼んでしまいましょう。曖昧に声を掛けるとお願いされる、というのもスライサーな人にとっては困る対応です。

テイカーとスライサーは何が違うの?

テイカーもスライサーも人から様々なものを奪っていきますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

テイカーの「自分ファースト、自分が一番得をしたい!」に対して、スライサーな人は「自分は損をしたくない!」という性格であり、そこがテイカーとの一番大きな違いです。

テイカーの特徴は一言で表すと、奪う者です。

テイカーは敵意がはっきりとわかり、押しつけがましさや厚かましさ、強い言葉、圧があり、人を支配しようとしてきます。

スライサーはテイカーのようにあからさまに奪っていくわけではなく、少しずつ、少しずつ相手の時間やお金、気持ちを削って、できるだけ自分が損しないようにすることから、人によってはテイカーよりもずっと厄介な存在であると言われています。

さいごに

「スライサー」の生みの親、尾石さんが最後に書かれていたのは、スライサー要素はみんな持っている。
「損をしたくない」という感情を無くすことは出来ないが、自分が【何を奪われると「モヤモヤ」するかを突き止めることで、自分自身を見つめ直すきっかけになるとまとめられていました。

こうやって見てみると、「スライサー」実にしっくりするタイプでした。
指摘する側が小さく見えてしまうのを自然と利用し、奪っていくのはまさに日本の女性に多い気がします。
人の振り見て我が振り直せを意識しつつ、スライサーに出会ったら、自分の学びにしていこうと思えました。

記事参考


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