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【実はテイカーより厄介?!】スライサーってどんな人-性格 特徴-

最近話題になっている「スライサー」という言葉をご存じですか?
「テイカー」「ギバー」「マッチャー」は人間の思考と行動を3タイプに分類した言葉でよく耳にする機会があると思いますが、
今回はこの「スライサー」というタイプについて書いていきたいと思います。

そもそも「スライサー」って何?


「テイカー」「ギバー」「マッチャー」とは、元々組織心理学者のアダム・グラント氏が提唱した言葉で、これらは人間の思考と行動を分類したものです。

一言で表すと
「テイカー」→奪う者
「ギバー」→与える者
「マッチャー」→マッチャーはその中間の性質の者
です。

この元々あった3つの人間の思考と行動を分類に「スライサー」という言葉を追加して命名したのは
「Voicy ボイシー」(音声の総合プラットフォーム)にて活躍する、チャンネル「学びの引き出しはるラジオ」の尾石晴さんという方。

記事を目にしたときの「それそれ!」や「納得感」がすごかったです!

「スライサー」ってこんな人


一つ一つは些細な事、気づくか気づかないか程度の他人の時間やお金、気持ちを奪っていく。
その巧妙さ、【薄く薄く】気持ちや神経をサラミのように削っていくことから「スライサー」と名付けたようです。

テイカーほどあからさまじゃないから、言われた側は「モヤモヤ…」くらいで終わることがほとんど。
ですが、モヤモヤが溜まっていくような人とは距離を取りたいと思ってしまうのが人の心理ですよね。
友だちが定着しない・ころころ変わるのも「スライサー」の特徴の一つです。

そして、「スライサー」の行動原理の根底には「絶対に自分だけは損をしたくない!」があるそう。

「テイカー」との違い


あれ?気持ちや好意を「奪う」のであればテイカーと同じじゃないの?と、思うかもしれませんが、

「テイカー」はあからさまなんですよね。
敵意がはっきりとわかり、押しつけがましさや厚かましさ、強い言葉、圧があり、人を支配しようとしてきます。
それに対し、
「スライサー」は一つ一つの「奪い」は薄く弱いのだけど、気づいた時にはテイカーと同じように奪っている人です。

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シーン別「スライサー女」の言動

言われたこと、言ったこと、思い当たりますか??

シーン:お会計の時

うまく割れないね~どうしよっか?

みんなでご飯を食べていて、いざ会計というときに人数で割り切れない場合に言いだすが、端数の申し出はしない

シーン:食事をシェア

もう誰も食べないの?どうする?

シェアしていた食事が少し余っている時に、食べちゃっていいよしか言えない状況を作る

シーン:待ち合わせ

ごめん!あと5分くらいで着く~

待ち合わせのときに毎回遅れたり、言っている時間より結局10分くらい遅れる

シーン:会社

そろそろ、書類まとめた方がよくないですか?課長に言われそう!やっておいた方がいいですよね~絶対

一緒に仕事をしている中で親切心を装うが、自分でも出来ることを巧妙に人にやらせようとする

シーン:お出かけ時

あそこでやってるイベントっていつまででしたっけ?週末までやってるのかなぁ…

何番出口が一番近いんだろ~?

一緒にお出かけしているときに、自分で調べればいいのに人に聞くことでその人に調べさせようとする

シーン:旅行などの計画をしている時

今、サイト見てるならついでだからそのまま予約してもらっちゃって良い?

面倒事は押し付けようとするが、自分のポイントやマイルが貯まる場合は自ら予約+やってやった感を少しだす

シーン:カフェなど

やっぱりコーヒーだけにしよっかな~

他の人より安いのを頼んで「一口交換しよう!」コーヒーとクッキーにしようかと話してくるが、いざ、頼む際になると、自分は結局コーヒーしか頼まない(クッキーはもらい狙い)。

誰でも「スライサー」になりえる

スライサー女の言動って、割とよくある場面だと思います。
自分もやってしまってる言動もありました…。

「そんなつもりじゃなかった……」と思ってしまいますが、それだけ根底の「損をしたくない」精神があるのかもしれません。もちろん自分だけでなく周りの人も同じように「そんなつもりはないよ!」と思っているかもしれません。
そう考えると、先にあった「テイカー」「ギバー」「マッチャー」に「スライサー」を入れたら…、
実は一番多いのって「スライサー」だと思いませんか?

「スライサー」から身を守るためには?

「スライサー」に狙われる人の特徴

スライサーの言動を見る限り、どれも「細かいところでモヤモヤさせてくる」というシーンが多いですよね。「え、それって……」というような切り返しは、それを言ってしまうと、そんなことでやりあうことが「自分が人間的に小さく」感じていちいち言いたくない。

スライサーはそんな小さなことを[いちいち言うのが格好悪い]、[言いづらい]と思っている人を見つけるのが得意なのだそう。

「スライサー」への対応策

距離を取るのが一番いい方法です。ですが、「スライサー」とされる人は多いですし、なかなか全員と距離を取り続けるのも難しいものです。

次にできる対処法としては、「モヤモヤ」することがあったらしっかりと意見を伝えて相手に付け入る隙を見せない事です。お互いの距離感を保つのに良いですが、これも「器が小さいと思われるかもしれない」と思ってしまうと、なかなか難しい手段です。

では、自分が何に「モヤモヤ」するのか、まずは「モヤモヤ」の原因を探ってみましょう。そして、ここまでは許容できるけどこれは許容できない、という線引をしておきます。例えば食事のお会計が雑だったりシェアした食事で余った分を食べたがることについては許容できるけど、毎回遅れてくることが嫌な人も居るでしょうし、その逆の考えの人もいます。

原因がわかれば、なるべく「モヤモヤ」の原因が起こりそうなシチュエーションを避ける対策がとれるでしょう。また、他の部分は許容しているから、この部分だけは突っ込んで断ったりしてもいいかな、という考え方もできるようになります。

また、とっさに言葉が出ない人も、これを言われたらこんな返事をしよう、とあらかじめ考えておくこともできます。

こんな切り返しをしてみるのはどうでしょうか?

お会計の時の「うまく割れないね~どうしよっか?」
→「じゃんけんで負けた人が端数出そうよ!」

食事をシェアした時の「もう誰も食べないの?どうする?」
→「私も食べたいな!」

待ち合わせ時の「ごめん!あと5分くらいで着く~」
→「毎回遅刻してるじゃん笑 次遅刻したらカフェおごってね!」

会社での「そろそろ、書類まとめた方がよくないですか?課長に言われそう!やっておいた方がいいですよね~絶対」
→「たしかにそうですね!やっていただけるんですか?」

お出かけ時の「何番出口が一番近いんだろ~?」
→「そうだねー何番なんだろ?」

旅行などの計画をしている時の「今、サイト見てるならついでだからそのまま予約してもらっちゃって良い?」
→「この前も私が予約したから今回はやってもらって良い?」

カフェなどの「やっぱりコーヒーだけにしよっかな~」
→「え!じゃあ私もドリンクだけにしようかな」

さいごに

「スライサー」の生みの親、尾石さんが最後に書かれていたのは、スライサー要素はみんな持っている。
「損をしたくない」という感情を無くすことは出来ないが、自分が【何を奪われると「モヤモヤ」するかを突き止めることで、自分自身を見つめ直すきっかけになるとまとめられていました。

こうやって見てみると、「スライサー」実にしっくりするタイプでした。
指摘する側が小さく見えてしまうのを自然と利用し、奪っていくのはまさに日本の女性に多い気がします。
人の振り見て我が振り直せを意識しつつ、スライサーに出会ったら、自分の学びにしていこうと思えました。

では!

記事参考

-人間関係, 恋愛・結婚