クラッシャー上司の家庭での様子や、会社と家で共通していそうな口癖。家族にはどう思われていることが多いかなどを解説していきます!
クラッシャー上司の家庭での様子
「クラッシャー上司の言動で会社に行くのが憂鬱」
「人を罵倒したり嫌な気分にさせて楽しいのかな、この人」
「先輩からの厳しくもありがたいアドバイスと思ってるの本人だけ」
SNSに溢れているクラッシャー上司を持つ人の投稿です。
クラッシャー上司は奥さんや子どもにもこんなに高圧的なのかな?
家の中で居場所がなくてストレスが溜まっているからこんな不機嫌に人に当たり散らすのかな…。
などの、会社以外でのクラッシャー上司の人となりを考えてしまいますよね。
クラッシャー上司が家庭でも同様の態度を取るかどうかは個人差がありますが、多くの場合、職場での性格や行動パターンが家庭生活にも影響を及ぼすことが考えられます。
家庭でも同様の「支配的で高圧的な」態度や行動が挙げられます。
1. 高圧的で支配的な態度
- 家族の行動や決断に対しても、自分の考えを押しつけ、意見が異なるときには否定的な態度をとることがあります。
- 家族に対して「こうあるべきだ」「こうしなさい」という命令口調が目立つ場合があり、特にパートナーや子供の自主性を尊重せず、コントロールしようとする傾向が見られることもあります。
2. 感情をぶつけやすい
- 仕事のストレスを家庭に持ち込み、家庭内でイライラをぶつけてしまう場合もあります。些細なことで不機嫌になり、子供や配偶者に感情的に当たることがあるかも…。
- 感情のコントロールが難しく、家庭内で不安定な雰囲気が生まれる原因となることも。
3. 褒めることが少なく批判的
- 家族に対しても厳しい基準を求め、家事や子供の成績・行動について批判的になることがあります。職場同様、良いところを認めて褒めるよりも、ミスや期待に沿わない点を強く指摘する傾向があります。
- 特に子供に対して、完璧さを求めたり、期待が高すぎたりすることで、子供がプレッシャーを感じることもあります。
4. 共感やサポートが少ない
- 他者の感情に対する共感力が低いことが多いため、家族が困っているときや辛いときにも、思いやりより「もっと頑張るべき」「どうしてできないのか」といった厳しい反応を見せがちです。
- 家族の「話を聞く」「寄り添う」といったサポートの姿勢が少なく、家族が孤独を感じる原因となることも。
家族が受ける影響
クラッシャー上司的な夫や父親のもとでは、配偶者や子供は以下のような影響を受けやすい傾向があります。
- 配偶者:精神的な負担がかかりやすく、自己肯定感が低下したり、常に気を張って生活することでストレスが蓄積しやすくなります。
- 子供:厳しい態度や高い期待が続くと、自己肯定感が育ちにくくなり、成長過程で自分の感情や考えを押し殺す習慣がつくかもしれません。また、父親に対する恐怖や反発心が生まれることもあります。
クラッシャー上司の口癖
クラッシャー上司の口癖には、「相手を支配し、自分の価値観や意見を押し付ける」意図が隠れていることが多いです。
以下は、職場と家庭の両方で共通して使われがちなフレーズです。
1. 「お前のために言っている」
- 「お前のためを思って」や「お前のことを考えているから」といった言葉で、自分の厳しい態度を正当化します。
- 実際には相手のためではなく、自分の理想や基準に沿わせようとする意図が含まれていることが多いです。
2. 「なんでこんなこともできないの?」
- できていない点やミスを強調し、相手に自己嫌悪や劣等感を抱かせやすいフレーズです。
- 職場では部下に、家庭では配偶者や子供に対して使われ、相手を追い詰めるような効果を持ちます。
3. 「他の人(他の子)はできているのに」
- 職場では「他の社員はもっと効率的にやっている」、家庭では「○○さん家の子はちゃんとできている」と比較を強調して、相手にプレッシャーを与えます。
- このような比較は、相手に「もっと頑張らなければいけない」という過剰なストレスを与えることがあります。
4. 「どうして言われた通りにやらないんだ?」
- 自分の指示や期待に従わないことを批判する言葉です。職場では部下に対して、家庭では家族の自主性を尊重せず、指示に従わせようとします。
- 相手の意見や方法を考慮せず、従属を求める意図が含まれています。
5. 「これくらい普通だろう」
- 厳しい要求を「当たり前」とみなして、相手に受け入れさせようとする言葉です。
- 仕事の成果や家事、育児において無理な期待を押し付け、相手が「できて当然」と思うように仕向けます。
6. 「俺がいないとダメになるぞ」
- 相手の能力を否定し、自分がいないと相手が困るという思い込みを押し付ける言葉です。
- 職場では部下を支配し、家庭では家族の自立心を奪うことにつながります。
7. 「自分で考えろ」
- サポートを求める相手に対して、冷たく突き放すフレーズです。
- 表向きは自主性を促すように見えますが、実際には相手の困りごとや感情を無視していることが多いです。
8. 「俺(私)が若い頃は…」
- 自分の過去を例に出して「努力が足りない」「もっとできるはずだ」とプレッシャーをかけます。
- 自分の価値観を押し付け、相手の状況や感じ方を軽視する意図が含まれています。
9. 「こうすればうまくいくんだ」
- 相手の考え方や方法を否定し、自分のやり方だけが正しいと決めつける言葉です。
- 家庭や職場で相手の意見を封じ、結果的に相手の自立や成長を妨げることがあります。
このような口癖は、一見すると親切や指導のように見えますが、実際には相手の意欲や自己肯定感を損なうことが多いです。
家族が自信を失ったり、ストレスを感じたりする原因にもなります。
クラッシャー上司は家族(妻・子ども)にどう思われているのか
クラッシャー上司タイプの人が家庭でどう思われているかというと、家族からは「威圧的で怖い」「一緒にいると緊張する」といった感情を抱かれやすい傾向があります。配偶者は「家事や育児、家庭の問題についても自分のやり方を押しつけてくる」「対話がしづらい」と感じ、しばしばパートナーとしての支えよりもプレッシャーの方が強くのしかかっていると考えることが多いでしょう。クラッシャー上司的な人物は、家庭でも評価や成果を重視する傾向があるため、配偶者や子供が息苦しさや自己否定感を抱えることも少なくありません。
特に子供に対しては「もっとできるはず」と無理な期待をかけたり、周囲と比較することが多いため、子供は「認められていない」と感じ、自分に対する自信が低下していく可能性もあります。
また、家族が何かミスをすると、それを大きく責めたり過度に指摘することで、家庭全体の空気が張り詰めたものとなりがちです。家族としては、常に「失望させないように」と気を遣い、自然体でいられないという思いが強まり、結果的に距離を置きたくなることもあります。
このように、クラッシャー上司的な態度は、家族にとっても大きなストレスの要因となりがちです。
さいごに
いかがでしたか。
相手を高圧的に支配し、自分の価値観や意見を押し付けてこようとするのは社会でも家庭でも同じ人が多いようです。
本人は相手のためを思ってと考えてるかもしれませんが、その相手が何を感じてるか想像出来ていない時点で…
人としてどうなのかなっと思ってしまいます。
もし家庭内でクラッシャー的な傾向が見られる場合、家族としては対話の機会を設けて、家庭での期待値や態度について話し合い、互いの気持ちやニーズを尊重することが大切です。
また、本人が仕事のストレスを適切に管理するためのサポートも必要です。必要に応じてカウンセリングや専門家に相談することも検討してみても良いかもしれません。
では