仕事関係での新年会は、今後の付き合いなどを考えると断っていいものか悩みますよね。
社会人にとって、新年会は職場の人間関係を円滑にする場と捉えられがちですが、忙しい年始やプライベートの事情で参加が難しいことも。
この記事では、会社や取引先との新年会を気まずくならずに断る方法と、その際に使える具体的な例文を紹介します。
万が一参加することになった場合の「早めに帰る方法」についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
新年会が苦手な人は結構多い
お酒が苦手、会話が苦手、プライベートを割きたくないなどの理由から、新年会を苦手だと感じる人は案外多いです。
時代の変化やコロナ禍の影響などで、そもそも新年会をしないという会社も増えているようですが、それでも4割〜5割程度の会社は新年会を実施しています。
会社の上司や取引先などから新年会のお誘いがあると、角が立ちそうで渋々参加するという層も一定数いると思いますが、本音では「行きたくない」と感じる人も5割程度いるようです。
新年会は断ってもいい?注意するべきポイントを解説
新年会のお誘いを断るときに気になるのが、何かデメリットがあるのか?マナー違反じゃないのか?といったところ。
ここでは、新年会を断ってもいいのかと、辞退するときの注意点を解説します。
会社の新年会
会社の新年会は基本的に業務外の扱いなので、断っても構いません。
特に新年の時期はプライベートに関しても忙しいことが多いので、無理をしてまで参加をする必要はないでしょう。
場合によっては上司に「付き合いが悪い」と見られる可能性もありますが、事前にしっかり感謝を伝え、誠実に断れば大きな問題にならないことがほとんどです。
取引先との新年会
取引先との新年会を断るかは、慎重に判断したほうがいいケースがあります。
理由としては、特に親しい取引先の場合「お誘いを断られる=関係が疎遠」と捉えられてしまう可能性があるからです。
また、新年会は取引先との関係を深める貴重な場でもあり、情報交換の場を逃すリスクもあります。
断る場合は予定や体調など、断る理由を誠実に伝え、別の形で感謝を示すと良好な関係を維持しやすいです。
例えば、年始のメールやちょっとした手土産でフォローするといいでしょう。
同僚の場合
同僚との新年会は、断っても理解を得やすいケースが多いです。
ただし、少人数の職場の場合は「付き合いが悪い」と思われる可能性もあるので、同僚との関係性やチームの雰囲気などを踏まえたうえで決断しましょう。
断る場合は、事前に「また別の機会に!」と次回の参加意欲を伝えることで角を立てずに断りやすくなります。
【会社や取引先別】新年会のお断りメールに使える例文
新年会のお誘いを断る際に重要なポイントは、以下の3つです。
以下では、会社内と取引先のケース別に、具体的なお断りメールの例文を紹介します。
家庭の事情で断る場合6選
新年会を断る際、家庭の事情は理解されやすい理由のひとつです。
あまり詮索されたくない場合、プライベートな詳細を説明しすぎずに、さらっと伝える程度にしましょう。
体調不良や健康上の理由で断る場合6選
体調不良も、新年会を断る理由として比較的理解されやすいです。
具体的に症状を伝える必要はないため、簡潔に体調が良くないことを伝えれば問題ありません。
ただし、新年会を断りたいからと嘘をつくと、バレたときに信頼を損なうので注意しましょう。
仕事の都合で断る場合6選
仕事を理由に断るのは相手も納得しやすいですが、断り方に丁寧さを加えることが重要です。
他の予定がある場合6選
新年会に誘われた時点ですでに他の予定が入っている場合は、用事があることを理由に断れます。
予定について具体的な詳細を述べる必要はなく、「他の予定がある」ことを伝えれば大丈夫です。
新年会を断る場合のフォローの仕方
新年会を断る際、参加できないことを伝えるだけではなく、代替案やフォローを添えると気まずくなるのを避けられます。
以下で、円滑な人間関係を保つための代替案を紹介しますので、参考にしてください。
感謝のメッセージを添える
新年会に参加できなくても、誘ってくれたことへの感謝を伝えることで、相手に誠意が伝わります。
例えば、お断りメールを送る際に以下のようなメッセージを添えると「誘われたことに対する感謝の気持ち」が伝わり、好印象です。
「今回は参加できず申し訳ありませんが、お誘いいただきありがとうございました。皆さまで素敵な時間をお過ごしください!」
別の機会を提案する
新年会の代わりに「ランチを一緒にする」「飲み会に後日参加する」など、小規模での交流を提案するのも、仕事で良好な人間関係を保つ方法のひとつ。
あまりプライベートな時間を割きたくない場合でも、ランチなら1〜2時間程度で切り上げられるので負担になりにくいです。
断る際に「新年会には出られませんが、また今度ランチに行けたら嬉しいです」など伝えておくと角が立ちにくくなります。
新年会で早く帰る方法
新年会に行きたくなくても断れなかったり、押し切られてしまったりと、仕方なく参加することもあるはずです。
どうしても参加することになった場合でも、早めに切り上げる方法を実行すれば、負担を軽減できます。
新年会を断ることや途中で退席することは、誠実な対応があれば失礼にはなりません。
自分の都合を優先しつつも、相手への感謝や配慮を忘れないようにすることが大切です。
事前に伝える
新年会への参加前に「途中で抜ける可能性がある」と伝えておくと、早退がスムーズになります。
例えば「今日は家族の予定があるので、新年会には短時間だけお邪魔します」と言っておくと、あれこれ気を揉むことなく短時間で退出できます。
抜けるタイミングを見極める
新年会で早く帰るには、抜けるタイミングを見極めることも重要です。
ケースバイケースではあるので一概には言えませんが、一般的に抜けやすいのは以下のタイミング。
コース料理の場合は、締めの一品が出たときが一区切りのタイミングとして最適です。
早退時の具体的な言い回し
新年会の途中で抜ける場合は、丁寧に挨拶をしてから帰りましょう。
「先に抜ける」ことを事前に伝えておいたからといって、無断で抜けるのは絶対NGです。
まとめ
上司や同僚との新年会は、基本的に断っても問題のないケースがほとんどです。
ただし、取引先からの誘いに関しては、断ると壁があると思われたり機会の損失に繋がることもあるので、少し慎重に見極めたほうがいいでしょう。
また、お断りの連絡はなるべく早めに、なおかつ曖昧な表現は避けましょう。
行けないことを伝えるだけでなく、誘われたことに対して感謝の気持ちを伝えると角が立ちにくくなります。