マニピュレーター診断であなたの周りにいる人がマニピュレーターか確認してみませんか?
人格や特徴はもちろん、弱みや心理状況をお伝えします。
マニピュレーターとは
マニピュレーターとは、他人を巧妙に操る人のことを指します。他人を小賢しい手段でコントロールし、自分に有利になるように操作したり、陥れようとしたりする人のことです。
人を追い詰め、その心を操作し支配しようとする人物は、「マニピュレーター(操る者)」と呼ばれます。マニピュレーターは、自らの願望を実現したり、優越感を感じるために、他人の心を操ろうとします。
自分が操る側の人間だと気づいている人はあまりいませんが、無自覚でも自分の利益のためならためらわずに他人を傷つけることができるのです。
面倒なのは、露骨な手段は使わないことです。マニピュレーターは本心を巧妙に隠しながら、相手や周りに気づかれないように間接的な方法を用います。
それどころか、マニピュレーターは人当たりがよく、見た目は非常に穏やかで優しい人に見える場合もあります。しかし実際のところは腹黒く悪知恵にあふれ、他人に対して容赦がなく心の中では嫉妬と憎悪にまみれています。
ずる賢さと巧妙な手口で、人の弱点を巧みに利用して抜け目なく根回しし、絶対的な立場を手に入れようとします。
もし相手が最初の頃にとても親しく接し、友人となった相手であれば、フレネミーである可能性もあります。感情によって人を利用したり、相手への嫉妬心など重なる部分も多いので、フレネミーの特徴と注意点を確認してみてくださいね。
マニピュレーター人格診断
マニピュレーターの「標的/獲物」にされると、自尊心がいつのまにか傷つき、人間関係が壊れたり、会社や友達関係での居場所を失ったりするなど、多くの害があります。
気になるあの人がマニピュレーターか診断してみましょう!
全部で12問あります。全て「はい」か「いいえ」で答え、「はい」の数を数えてください!
- 自分の思い通りに物事を進める/自分の評価を上げるためには、手段を選ばない。
- 権力や支配力など、他者に影響を及ぼすことに強い執着がある。
- どんな場面においても相手に勝利することが大事だと考えている。
- 狡猾で負けをなかなか認めようとせず、形勢が悪くなりそうになると人のせいにしてくる。
- 表面上は礼儀正しく親切に見え、人当たりがよく見える。
- 他人からの信頼や好意を得るために、嘘やお世辞をよく使っている。
- 少し話した相手からよく気に入られている。
- 正当性やモラルを振りかざし、罪悪感や劣等感を相手に感じさせるような言動が多い。
- 周りの人達が喧嘩をしていると、その原因や煽っているのがその人であることが多い。
- 他人の「弱点」をすぐ見つける。
- 他人の評判や信用を落とすために、悪口や噂を平気で流す。
- 自分に都合のいい情報だけを伝え、情報操作している事がある。
5つ以上「はい」の場合は、マニピュレーターの疑いがあるかも!?
マニピュレーターの弱点
マニピュレーターは最初こそ人と仲良くなれますが、だんだんと支配する側-される側の関係性になってしまい、最終的に人が離れていってしまいます。そのため、長期的な深い人間関係を維持することができず、気づいたら頼れるような相手がいなかったということに。人と信頼関係を築くことが難しいことがマニピュレーターの弱点の一つと言えるでしょう。
また、以下のような人の相手を不得意としています。
自己認識能力が高い人は苦手です。感情や思考を客観的に捉えることができるので、マニピュレーターの影響を受けません。また、巧妙な言葉の裏側を見抜くことにも長けています。
感情に左右されずに論理的な会話をされるのも弱点の一つ。なので、マニピュレーターの感情的な訴えかけに惑わされず、冷静に状況を分析し、自分と他者との境界線をしっかりと引ける人は不得意です。
経験豊かで自己肯定感が高い人との会話も苦手とする一つです。彼らには操りやすい弱点がなく、マニピュレーターのつけ込む隙がありません。
他にも、言動から本心や意図を直感的に汲み取ってしまう人も弱点と言えるでしょう。
逆に大人しくて優しい人、反抗せずに話を受け入れてしまう人がマニピュレーターに狙われやすので注意が必要です。
マニピュレーターへの対処法・対策
これまで述べてきた通り、マニピュレーターは極端な自己中心的な考えを持つ人々です。
一般的な良心が欠けており、普通の人だと思って接すると痛い目に遭うことがあります。
「世の中には、他人を利用することしか考えず、常識が通用しない人たちがいるのだ」と認識するだけでも、マニピュレーターによる被害に遭うリスクを減らすことが期待できるのです。
マニピュレーターへの対処は難しいことが多いですが、これらの対策を実践することで、相手の影響を減少させ、自分の生活や感情を守ることができます。
- 感情のままに反撃しない
意見を伝えることをしない限りマニピュレーターに支配され続けてしまいますが、意見を超えて反撃をすることは推奨できません。
マニピュレーターは攻撃的な傾向が強いため、「報復された」と感じると、さらに悪質な方法であなたを陥れる可能性があります。 - 冷静さを保つ
マニピュレーターはあなたを感情的にさせようとしてきます。冷静さを保ち、感情をおさえることで、相手の操作に乗らないようにします。 - 質問を投げかける
マニピュレーターの言動に対して質問を投げかけ、彼らの意図を明確にさせましょう。それにより操作的な行動を防ぐことができます。
例えば、「なんでそう思ったの?」や「その情報の根拠は何?」といった質問を使うと、その場しのぎのマニピュレーターの嘘や立ち振る舞いを避けることができます。 - 事実に基づいて対応する/記録する
マニピュレーターは事実を歪めたり隠したりすることがあるため、マニピュレーターにはめられているかも!と気づいたら正確な情報を確認したり記録したりしておくと良いかもしれません。 - 一貫性を持つ
設定したルールに対して一貫性を持って対処するようにしましょう。
マニピュレーターは弱点を見つけようとするため、一貫性のない対応は付け入る隙を与えます。 - 第三者を巻き込む
マニピュレーターとの関係が特に厄介な場合、信頼できる第三者を入れることで、客観的な視点を得たりサポートを受けたりすることができます。孤立させようと、周りにも嘘を重ねていることが多いので2人だけの関係性にならないよう注意しましょう。 - ノーと言う勇気を持つ
無理な要求や不合理なお願いには「ノー」と言う勇気を持つことが重要です。
一見、親身になってあなたのことを考えてくれていると思うと、マニピュレーターの期待に応えなければならないと考えてしまい、反論できなくなったりがっかりさせたくないと思ってしまうかもしれませんが、そのようなプレッシャーに屈しないようにしましょう。
マニピュレーターがあなたに近づく心理と手口
マニピュレーター最初親切に接してくる心理
最初に優しくされた覚えがあり、だからこそ離れられないという方もいるでしょう。
しかしその優しさに裏があったとしたらどうしますか?
マニピュレーターが最初とても優しい人に見えるのは、彼らが私達を品定めしているからです。彼らにとって価値のあるか人間であるかを確認するためには、まずは仲良くなることが第一。なので、マニピュレーターの多くは穏やかで優しいといった印象になるようです。
マニピュレーターがあなたに近づいて操る手口
親切を装って、周りから孤立させる
親切心を装って相手を操作し、他の人々から孤立させる意図があります。
このような行為は、長期的にはあなたの心理的健康や社会的つながりに悪影響を及ぼす可能性が高いです。
「△△さんが、あなたの悪い情報を皆に流してるよ。私も本人には言わないでと言われたけどあまりにもひどいから、こっそり教えるね」
「私は信じてないけど、皆は信じてしまってるみたい。」
「私だけはあなたの味方だよ」
「みんなの事信用しない方が良いよ!」
罪悪感を押しつけてくる
罪悪感を押しつける行為は、関係性において健全ではなく、相手に対して感情的な負担をかけることになります。
「あなたがもっと早く来ていたら、こんなことにはならなかったのに。」
「あんな大切なこと忘れるなんて、あなたにとって私はそれほど大事じゃないんだね。」
「もし本当に私のことを大事しているなら、これをしてくれるはずだよね。」
「あなたがあの時ああしてくれたら、こう言ってくれてたら…。」
無実のふりをして攻撃してくる
表向きは無害または善意に見せかけながら、実際には相手にダメージを与えることを目的とした行動です。
「〇〇さんからの誘われてなかったんだ?みんなを誘ってたと思ってたから…何かごめんね。」
「もう少し頑張れば、結果変わってたかもしれないね。」
「そこまで考えてくれてると思ってたけど、私が期待しすぎちゃったんだね」
「それくらいは分かると思ったけど、あなたには難しかったかぁ」
さいごに
誰でも自分を守りたいし、自分自身が大切だと感じるのは当然のことですが、自分の目的を優先しすぎて他人を不幸にしてしまうことは許されません。
他人を蹴落とし、貶めることにより自分を上げる方法は間違っています。
マニピュレーターは、友人関係・会社関係どこにでも存在していますが、相手の理不尽な行動にいつまでも耐える必要はありません。時には勇気を出して自分を守りましょう。
マニピュレーターはあなたの身近に潜んでいる非常に厄介な存在です。
自分を守る行動をしましょう。