終電を逃したときに手持ちのお金もないと、一晩どうしようと不安や焦りを感じますよね。
この記事では、そんなときに警察の助けを借りられるのか、また始発までの時間を有効に過ごす方法について解説します。
自分の状況に合わせて、最適な対処法を試してくださいね。
終電を逃した時にお金がない場合の対処法
終電を逃した時にお金がない場合は、以下4つの対処法があります。
それぞれの注意点については、以下で詳しく解説します。
警察に頼る
財布を紛失し、帰宅の交通費がない場合、警察の「公衆接遇弁償費」制度を利用できる可能性があります。
これは、緊急時に一時的な交通費などを貸与する制度で、上限は1,000円程度です。
ただし、全ての都道府県で実施されているわけではなく、各警察署の判断による点に注意しましょう。
パトカーで送ってもらうのは無理
終電を逃して困っている場合「お願いすればパトカーで送り届けてもらえるかも?」という期待があるかもしれませんが、警察が自宅まで送ってくれることは基本的にありません。
たとえば職務質問に応じたせいで終電を逃してしまった場合でも、警察車両での送迎や宿泊費の支給は行われないことが一般的です。
警察署に泊めてもらうのも、防犯上の理由で難しいため諦めましょう。
駅員に代行輸送依頼書をもらう
電車の遅延・事故が原因で終電を逃した場合は、駅員に相談すると「代行輸送依頼書」を貰えるかもしれません。
代行輸送依頼書があればタクシー代を後日請求できるので「帰りの電車賃しか持ち合わせてないよ!」といったケースでも家に帰れます。
ただし、代行輸送依頼書は積極的に発行されているわけではないため、絶対に受け取れるとは限らない点に気をつけましょう。
また、以下のようなケースで終電に乗り遅れた場合は、代行輸送依頼書の発行の対象外です。
「代行輸送依頼書」は、あくまで電車の遅延・事故で終電に間に合わない人が対象です。
歩きで駅に到着し、乗ろうとしていた最終電車が人身事故で遅延・運転見合わせとなった場合は乗車記録がないため、まずは乗車の意志を証明する必要があります。
いずれのケースも最終判断は鉄道会社に委ねられるため、あくまで手段のひとつとして冷静に状況を伝えましょう。
家族や友人に連絡する
終電を逃したときにお金がない場合、家族や友人に連絡して迎えに来てもらうか、交通費を立て替えてもらう方法を検討しましょう。
近くに住んでいる友達がいるなら、泊めてもらえるか確認して翌朝帰るのも方法のひとつ。
困ったときは、信頼できる人に助けを求めるのが確実です。
タクシーを呼ぶ
自宅に戻るか、近くの銀行でお金を下ろせば支払える状態なら、タクシーで家に帰るのも手段のひとつ。
近くにタクシーがいない場合は、タクシー配車アプリを使うと、どこからでも確実に乗ることができます。
ただし、深夜料金での走行のため、通常よりも割高になる覚悟は必要です。
泊まる場所がない!始発までの時間を潰す方法5選
近くのホテルが満室、またはお金が足りないなどの理由で泊まる場所がない場合、始発までの時間を潰す必要があります。
以下では、朝まで安全に過ごしやすいおすすめの方法を紹介します。
24時間営業のファミレスやカフェを利用する
宿泊施設以外で始発を待つなら、24時間営業のファミリーレストランやカフェで時間を過ごすのも手段のひとつ。
ただし、店内での就寝は禁止されている場合が多いため、注意が必要です。
インターネットカフェや漫画喫茶を利用する
多くのインターネットカフェや漫画喫茶は24時間営業しています。
リクライニングシートやシャワー設備が整っている店舗もあるため、少しでも疲れを取りたいときは活用してみるといいでしょう。
料金も比較的リーズナブルで、仮眠を取ることも可能です。
カラオケボックスで過ごす
カラオケボックスも深夜営業している店舗が多く、個室でリラックスできます。
フリータイムなどの割引プランを利用すれば経済的です。
24時間営業のスーパー銭湯やサウナを利用する
一部のスーパー銭湯やサウナは24時間営業しており、入浴や休憩スペースで仮眠を取ることができます。
リフレッシュしながら時間を過ごせるため、おすすめです。
夜景スポットや公園で時間を過ごす
治安の良い場所であれば、夜景スポットや公園で時間を過ごすのも一つの方法です。
ただし、防寒対策や安全面には十分注意し、限界を感じたらネカフェ等の施設に移動しましょう。
まとめ
手持ちのお金がない状況で終電を逃しても、警察の制度や家族・友人の助け、24時間営業の施設を利用することで、始発までの時間を安全に過ごせます。
自宅に帰ればお金がある場合はタクシー配車アプリを使う手もありますが、深夜料金は高くなりやすい点に注意してください。
慣れない土地に行く場合は、事前に最寄りの24時間営業施設を把握しておくと、いざというときに安心です。