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シェアードユニバースムービーとは何かを詳しく解説!おすすめ作品やクロスオーバーとの違いまとめ

映画『ラストマイル』が2024年8月23日に公開となり大ヒットしました。
実はこの映画『ラストマイル』は、TBSの人気ドラマであった『アンナチュラル』と『MIU404』を手掛けた脚本家の野木亜紀子氏・監督の塚原あゆ子氏・プロデューサーの新井順子氏の3名が中心となり手掛けた作品です。
大ヒットの裏に、「シェアード・ユニバース(Shared Universe)」や「シェアード・ワールド(Shared world)」という手法が使われていることが話題となりました。
シェアードユニバースとはどういう意味なのでしょうか。
また、国内外のおすすめシェアードユニバースムービーについて詳しく解説していきます。

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シェアードユニバースとは?

シェアードユニバースとは、複数の作品が共通の世界観や設定、登場人物を共有し、その中でストーリーが展開される形式を指します。この形式では、異なる作品に登場するキャラクターが同じ世界で活動していることが前提となっており、ある作品での出来事が別の作品にも影響を与えることがあります。シェアードユニバースは、個々の作品がそれぞれ独立した物語を持つ一方で、全体として一つの大きな物語を構成することができるため、視聴者や読者にとって一貫性のある体験を提供します。

この概念は、特にアメリカのコミックブック業界で発展しました。マーベル・コミックとDCコミックスは、その初期から多くのキャラクターを共通の世界で活動させることで、シェアードユニバースの概念を確立しました。これが後に映画やテレビシリーズにも応用され、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)やDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)といった映画シリーズが生まれるきっかけとなりました。

シェアードユニバースとクロスオーバーの違い

シェアードユニバースとクロスオーバーは、しばしば混同されがちですが、実際には異なる概念です。

シェアードユニバース

シェアードユニバースは、複数の作品が同じ世界観を共有する形式です。これにより、各作品が互いに関連し合い、一つの大きなストーリーラインを形成することが可能です。シェアードユニバースでは、例えば、ある映画の主人公が別の映画にも登場したり、ある作品での出来事が別の作品のストーリーに影響を与えることがあります。

シェアードユニバースの重要な要素は、その持続性と一貫性です。作品間でのつながりが継続的に維持され、観客はその世界観全体を通して物語を楽しむことができます。特に、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のように多くの映画やテレビシリーズが長期的に計画され、それぞれが連携している場合、シェアードユニバースは非常に効果的に機能します。

クロスオーバー

クロスオーバーは、通常は独立した世界や物語を持つキャラクターや設定が、一時的に同じ作品内で交わる形式を指します。クロスオーバーは短期的なイベントとして行われることが多く、その後は元の世界や物語に戻るのが一般的です。クロスオーバーの例としては、異なるコミックシリーズのヒーローが一つの事件に巻き込まれる「イベントシリーズ」や、異なるテレビドラマのキャラクターが共演する「スペシャルエピソード」が挙げられます。

クロスオーバーは、ファンにとっては一種のお祭り的な要素を持ち、普段は見られないキャラクター同士の共演が楽しめるため、特に話題性のある形式です。ただし、クロスオーバーは一時的なものであるため、その後のストーリーに継続的な影響を与えることは少ないです。

おすすめのシェアードユニバースムービー

海外作品

1.マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)

MCUは、シェアードユニバースの成功例として最も有名です。2008年に公開された『アイアンマン』から始まり、現在までに数十本の映画とテレビシリーズが制作されています。MCUの特徴は、各映画やシリーズが独立したストーリーを持ちながらも、全体として一つの巨大な物語を形成している点です。特に『アベンジャーズ』シリーズは、各キャラクターのストーリーが一つに集約され、大規模なクロスオーバーイベントとしても機能しています。

おすすめの作品としては、MCUの始まりである『アイアンマン』、シェアードユニバースの本領が発揮された『アベンジャーズ』、そしてそのクライマックスである『アベンジャーズ/エンドゲーム』が挙げられます。

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2.DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)

DCEUは、DCコミックスのキャラクターを中心に展開されるシェアードユニバースです。MCUに比べてやや遅れてスタートしましたが、『マン・オブ・スティール』から始まり、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、『ワンダーウーマン』、『アクアマン』など、様々なヒーローが登場します。特に『ジャスティス・リーグ』では、複数のヒーローが一堂に会し、共通の敵に立ち向かう様子が描かれています。

DCEUの特徴は、MCUに比べてダークでシリアスなトーンが強調されている点です。ヒーローたちの内面の葛藤や、世界観の重厚さが魅力となっており、特に『ワンダーウーマン』は、女性ヒーロー映画として非常に高い評価を得ています。

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3.スター・ウォーズ

『スター・ウォーズ』シリーズも、シェアードユニバースの一例といえます。ジョージ・ルーカスが創り出したこの壮大な宇宙は、後に『エピソード4/新たなる希望』と改題される1977年に公開されたオリジナルの映画『スター・ウォーズ』から始まり、その後の続編、前日譚、スピンオフ作品、そして最近のディズニープラスのオリジナルシリーズに至るまで、一貫した世界観を持ち続けています。

『スター・ウォーズ』シリーズでは、複数の世代にわたるキャラクターが登場し、物語が展開していきます。おすすめの作品としては、やはりシリーズの原点である『エピソード4/新たなる希望』、壮大なクロスオーバーイベントである『エピソード6/ジェダイの帰還』、そして新たなファン層を取り込んだ『エピソード7/フォースの覚醒』などが挙げられます。

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日本作品

1.ゴジラシリーズ(東宝怪獣シェアードユニバース)

日本のシェアードユニバース作品として代表的なのは、東宝の怪獣映画シリーズです。特にゴジラを中心とした世界観は、多くの怪獣が同じ世界に存在し、互いに戦ったり協力したりすることで知られています。ゴジラシリーズは1954年に公開された初代『ゴジラ』から始まり、様々な続編やスピンオフが制作されています。

ゴジラシリーズの中でも、特にシェアードユニバースの要素が強いのは、1960年代から1970年代にかけての作品群です。『怪獣総進撃』(1968年)では、ゴジラをはじめとする多くの怪獣が集結し、地球を侵略しようとする宇宙人と戦います。この作品は、日本版シェアードユニバースの一つの到達点ともいえるでしょう。

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2.仮面ライダーシリーズ

石ノ森章太郎原作の仮面ライダーシリーズも、シェアードユニバースの要素を持っています。各シリーズは独立しているものの、多くの場合、過去のライダーが新たなライダーと共演することがあります。特に、劇場版や特別編では、複数のライダーが共闘するクロスオーバー作品が多く制作されています。

おすすめの作品としては、2009年の映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』が挙げられます。この作品では、歴代の仮面ライダーが一堂に会し、巨大な敵組織に立ち向かいます。また、2018年の映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』も、平成ライダー20周年を記念したクロスオーバー作品として注目されました。

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3.スーパーヒーロー大戦シリーズ

スーパーヒーロー大戦シリーズは、仮面ライダーとスーパー戦隊シリーズのキャラクターが一堂に会するクロスオーバー作品です。これらの作品は、東映の特撮ヒーローが多数登場し、共通の敵に立ち向かう壮大な物語が展開されます。シェアードユニバースというよりは、クロスオーバーイベントとしての要素が強いですが、日本の特撮ファンには非常に人気があります。

代表的な作品としては、2012年に公開された『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』が挙げられます。この作品では、仮面ライダーとスーパー戦隊のキャラクターが全員集結し、巨大な戦いを繰り広げます。また、その後も続編が制作されており、シェアードユニバースの可能性を広げる作品群として注目されています。

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まとめ

シェアードユニバースは、現代のエンターテインメントにおいて非常に重要な形式であり、視聴者にとって一貫性のある魅力的な物語体験を提供します。シェアードユニバースとクロスオーバーは異なる概念ですが、いずれもファンを楽しませるための強力な手法です。

MCUやDCEU、ゴジラシリーズや仮面ライダーなど、シェアードユニバースの代表的な作品を通じて、その魅力をぜひ体験してみてください。


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