こんにちは。Sophy Styleのライター、kyokoです。
初詣や旅行先の素敵な神社やお寺で、つい「お守り」を授与してしまうこと、ありますよね。私も、デザインが可愛かったり、その場所の空気に惹かれたりすると、手元に置きたくなります。でも、ふと「あれ、神社とお寺のお守りを一緒に持っても大丈夫なのかな?」と不安になること、ありませんか。
特に、神社のお守りと複数のお寺のお守りを一緒に持つことで、神様同士が喧嘩するのではないか、ご利益が減ってしまうのではないか、といった心配をされる方も多いようです。また、縁結びのように特定の願い事のお守りを複数持つ場合や、正しい持ち方、違う神社やお寺への返納方法についても気になるところですね。
この記事では、そんなお守りの複数持ちに関する疑問や、神社とお寺のお守りの正しい扱い方について、基本的な考え方をまとめてみました。お守りを大切にしたいという気持ちの参考になれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 神社とお寺のお守りを一緒に持っても良い理由
- 複数のお守りを持つ場合の正しい持ち方や保管方法
- 【縁結び】など願い事ごとの注意点
- 神社とお寺で異なるお守りの返納マナー
神社とお寺のお守りを一緒に持つのは大丈夫?

神社とお寺のお守りを一緒に持つことに関して、いちばん気になる「大丈夫なの?」という疑問。まずは基本的な考え方や、なぜそう言われるのかの根拠を見ていきましょう。
神様は喧嘩する?複数持ちの基本
まず結論から言うと、神社とお寺のお守りを一緒に持つことは、基本的に問題ないとされています。
よく「神様同士が喧嘩する」なんて話を聞くこともありますが、多くの神社の見解では、これは俗説のようです。日本の神道は「八百万の神」という言葉があるように、非常に多くの神様が存在し、それぞれが役割を持って私たちを守ってくれるという多神教の考え方が基本にあります。
例えば、学業成就の神様、交通安全の神様、健康祈願の神様…と、私たちが人生で色々な願いを持つように、それぞれの願い事に得意分野がある神様(仏様)のお守りを複数持つのは、むしろ自然なことかもしれませんね。
神社と寺のお守りを一緒に持つ根拠
そもそも日本は、歴史的に神道と仏教が融合してきた「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の文化が長く続いていました。
明治時代に神仏分離令が出るまでは、神社の中にお寺があったり、お寺で神様を祀ったりすることも一般的だったんですね。今でも、その名残がある場所は少なくありません。
こうした背景からも、日本の神様(神道)も仏様(仏教)も、非常に寛容なスタンスであることが多いようです。お互いを尊重し合ってきた歴史があるので、私たちがお守りを一緒に持ったからといって、問題視されることはない、というのが一般的な考え方かなと思います。
一つだけ注意点:仏教の宗派による違い
多くの場合は問題ありませんが、仏教の中には一部の宗派で、他宗教に対して厳格な考えを持つ場合もあるようです。もしお寺でお守りを授かる際に気になる場合は、「神社のお守りと一緒に持っても大丈夫ですか?」と素直に尋ねてみると安心ですね。
複数のご利益を願うのは良いことか
「交通安全」と「学業成就」と「健康祈願」…こんなにたくさんお願いしたら、欲張りだと思われないでしょうか?
これも、基本的には心配ないようです。神社本庁や多くの寺社の見解でも、人生には様々な願い事があるのは当然であり、それぞれに対応したお守りを持つことは問題ない、とされています。
むしろ、それぞれの場面で神様や仏様のご加護を意識し、感謝するきっかけになるなら、良いことかもしれません。ただし、あまりに大量のお守りを持つと、一つ一つを大切に扱うのが難しくなりがちです。「粗末にしない」という心がけが持てる範囲内にするのが良さそうですね。
縁結びの祈願に関する特別な注意
ほとんどの願い事のお守りは複数持っても問題ありませんが、一つだけ「例外」として注意が促されることが多いのが「縁結び」のお守りです。
これには諸説ありますが、以下のような理由が挙げられることが多いようです。
- 縁結びは「特定の(一人の)運命の人との出会い」を願うもの。
- 複数持つと「あちこちで縁を結びたい」=「八方美人」と神様に解釈されてしまうかも?
- 「この人!」と決めた相手との縁を願う場合、複数の神様に頼むのは誠意に欠ける?
もちろん、これも俗説の範囲かもしれませんが、「絶対にこの良縁を!」と強く願う場合は、「ここと決めた一つの神社(お寺)」のお守りに願いを込めるのが、自分の気持ちも定まって良いかもしれませんね。
「縁切り」と「縁結び」の順番
もし悪縁を断ち切りたい場合は、「縁切り」のご利益があるお守りを先に授かり、その後に新しい「縁結び」のお守りを授かるのが良い、とも言われます。まずはリセットしてから、新しいご縁を願う、という流れですね。
大丈夫?お守りを複数持つNG例
神様は喧嘩しないとはいえ、お守りを複数持つ際に避けるべき「NGな扱い方」はあります。これはご利益うんぬん以前の、神様や仏様への「気持ち」の問題ですね。
- 粗末に扱う
カバンやポケットの底で、他の荷物とごちゃ混ぜになっていたり、汚れたまま放置したりするのはNGです。神様・仏様の分身として、敬意を持って扱いましょう。
- 不浄なものと一緒にしない
例えば、小銭や鍵などと一緒にジャラジャラとポーチに入れるのは避けた方が良いとされます。お守り専用の小さな袋やポーチを用意するのが理想です。
- 極端に大量に持つ
先ほども触れましたが、管理しきれないほど大量のお守りを持つのは「粗末な扱い」につながりやすいです。自分がお世話できる範囲内に留めましょう。
神社とお寺のお守りを一緒に扱う方法と注意

神社とお寺のお守りを一緒に持つことが問題ないと分かっても、次に気になるのは「じゃあ、どう扱えばいいの?」ということですよね。ここでは、具体的な持ち歩き方から保管、返納の方法まで、実践的な注意点を解説します。
正しいお守りの持ち運び方法
お守りは、基本的には「常に身につける」ことでご加護をいただくもの、とされています。ご利益の種類によって、最適な持ち歩き場所も変わってくるようです。
ご利益別の持ち歩き方(例)
- 厄除け・健康祈願:心臓に近い場所(内ポケット、首から下げるなど)が良いとされます。
- 交通安全:車や自転車の鍵、通勤・通学バッグなど、移動に使うものにつける。
- 学業成就・合格祈願:筆箱や勉強道具を入れるカバンなど、勉強に使うものにつける。
- 縁結び・金運:財布や化粧ポーチなど、肌身離さず持ち歩く小物入れに入れる。
もちろん、これが絶対ではありません。一番大切なのは、常に神様・仏様の存在を意識できる場所に持ち歩くことです。清潔な専用ポーチに入れて、いつも持ち歩くバッグに入れておく、という方法も一般的ですね。
家での保管方法と神様の順位
受験期間だけ、など、一時的に家で保管する場合や、持ち歩かないお札(おふだ)などは、どう置けば良いのでしょうか。
理想的なのは「神棚(かみだな)」や「仏壇(ぶつだん)」です。神社のお守りやお札は神棚へ、お寺のものは仏壇へお祀りするのが基本です。
でも、現代の住環境では、どちらもないご家庭も多いですよね。私もそうです。
神棚・仏壇がない場合の保管場所
以下の条件を満たす場所が「簡易的な神棚」として推奨されています。
- 目線より高い、清潔な場所(タンスや本棚の上など)
- 南向きまたは東向き(明るい光が差す方向)
- 人がよく集まる場所(リビングなど。家族を見守ってもらう意味で)
- 白い布や紙を敷いた上に置くと、より丁寧です。
逆に、押入れの奥や床の上、人が見下ろす低い場所、不潔な場所は避けましょう。
神社とお寺のお守りを一緒に並べる場合
複数の神社やお寺のお守り・お札を一緒に並べてお祀りする場合、「神様の位(格)」を意識すると良いとされています。
一般的には、以下のような順序で、中央が最上位とされます。
- 中央:天照大御神(伊勢神宮)のお札
- 向かって右:氏神様(地域の神社)のお札
- 向かって左:その他の崇敬神社(自分が個人的に信仰する神社)のお札
お寺のお札やお守りを一緒にする場合は、神社のものとは少し離して(例えば棚の段を変えるなど)お祀りするのが丁寧、とされることもありますが、このあたりは考え方によって様々です。
(出典:羽田神社FAQ)
神社と寺で違う?お守りの返し方
お守りには「有効期限」があるの?と疑問に思うかもしれませんが、一般的には「授与してから約1年」が返納の目安とされます。これは効果が切れるというより、1年間無事に過ごせたことへの感謝を伝え、新しいご加護をいただくため、という意味合いが強いようです。
もちろん、合格祈願や安産祈願など、願いが叶った(成就した)タイミングで、お礼参りと一緒に返納するのも良いですね。
【最重要ルール】返納は「授かった場所」へ
お守りの返納で最も大切なルールは、「神社のお守りは神社へ」「お寺のお守りはお寺へ」返納することです。
神社のお守りをお寺に返したり、その逆をしたりするのはマナー違反とされています。神様と仏様、それぞれにお礼を伝えるのが筋、ということですね。
遠方で返納が難しい場合
旅行先などで授かったお守りは、返しに行くのが難しいですよね。その場合は、いくつかの方法があります。
- 郵送で返納を受け付けてもらう
授かった寺社に電話やメールで確認し、郵送での返納(お焚き上げ)が可能か相談してみましょう。対応しているところも多いです。
- 近くの同じ宗派の寺社に相談する
お寺の場合は、同じ宗派のお寺であれば引き受けてくれる場合があります。神社の場合は「古札納所(こさつのうしょ)」が設置されている大きめの神社であれば、他所の神社のお守りも受け付けてくれることが多いようです。
いずれにしても、返納する際は「1年間お守りいただき、ありがとうございました」という感謝の気持ちを込めることが一番大切ですね。
よくある疑問 Q&A
お守りの複数持ちに関して、よく聞かれる質問をQ&A形式でまとめてみました。
お守りの中身を開けて見ても良い?
いいえ、絶対に開けてはいけません。お守りの中身を見ることは、神様・仏様を疑う行為とされ、ご利益がなくなってしまうと古くから言われています。そっと大切に持ちましょう。
お守りが古くなって汚れたり、紐が切れたりしたら?
紐が切れたり、お守り袋が破損したりしたのは「お守りが役目を終えた(=災いから守ってくれた)しるし」とも言われます。不吉なことではありません。感謝の気持ちを込めて、早めに返納しましょう。
同じ神社(お寺)で、同じお守りを2つ持っても良い?
はい、問題ありません。例えば「家用」と「持ち歩き用」で同じ交通安全のお守りを持つ、といったことも大丈夫です。同じ神様(仏様)ですので、力が分散することもありません。
神社とお寺のお守りを一緒に持つ心得
ここまで、神社とお寺のお守りを一緒に持つことについて見てきました。
結論として、日本の神様も仏様も非常に寛容で、複数のお守りを一緒に持っても問題ない、ということが分かりました。ただし、縁結びのように例外的なケースや、返納時のマナーなど、いくつかの注意点もありましたね。
私が一番大切だなと感じたのは、どのお守りに対しても「敬意と感謝の気持ちを忘れない」ことです。
お守りは単なるアクセサリーではなく、神様・仏様の力が宿る、あるいは祈りが込められた大切な「分身」です。それを授与していただくことで、私たちは安心感を得たり、努力する勇気をもらったりします。
神社とお寺のお守りを一緒に持つ場合も、一つ一つのお守りに込められた思いを大切にし、粗末に扱わず、日々の感謝を伝える。その気持ちさえあれば、きっと多くの神様・仏様があなたのことを見守ってくれるのではないでしょうか。
お守りを持つ心得 まとめ
- 神社とお寺のお守りは一緒に持ってもOK!
- ただし「縁結び」は1つに絞るのが無難かも。
- お守りは神様・仏様の分身。粗末に扱わない。
- 返納は「神社から神社へ」「お寺からお寺へ」が鉄則。
- 何より大切なのは「感謝の気持ち」。
この記事が、あなたの大切なお守りとの暮らしに、少しでもお役に立てたら幸いです。

