夏が終わると使用頻度が少なくなっていく日焼け止めクリームですが、余った日焼け止めクリームは翌年も利用して良いのでしょうか?この記事では日焼け止めの使用期限と、使用期限を過ぎてしまった場合の使い道をご紹介します。
日焼け止めの使用期限
日焼け止めクリームの使用期限は、一般的に未開封で3年、開封後は1年程度とされています。化粧品のパッケージには、「開封後何か月以内に使い切るべきか」を示すマーク(例:12Mは12か月以内)が記載されていることが多いので、それを確認することが重要です。
使用期限が過ぎた日焼け止めクリームのリスク
- 効果が低下: 日焼け止め成分(特に紫外線吸収剤や紫外線散乱剤)の効果が低下し、紫外線防止能力が弱まることがあります。これにより、期待していたUV保護が得られず、日焼けや肌ダメージのリスクが増大します。
- 肌トラブルの可能性: 成分が酸化したり、変質したりすることで、肌荒れやアレルギー反応が起こる可能性があります。特に、敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要です。
使用期限が過ぎた日焼け止めの残りの一般的な使い道
使用期限が過ぎてしまった日焼け止めを、肌に塗る以外の目的で有効に活用することができます。以下はいくつかの再利用方法です。
- 靴やバッグの手入れ: 日焼け止めには保湿成分や油分が含まれているため、皮製品のツヤ出しや保護剤として使うことができます。少量を柔らかい布に取り、軽く擦ると、革の表面を整えます。
- 金属製品の保護: 日焼け止めの成分は、金属の酸化を防ぐことができます。錆びやすい金属の小物やアウトドア用品などに塗ることで、サビの発生を遅らせることが可能です。
- 化粧品の容器やメイク道具の清掃: 使用期限が過ぎた日焼け止めは、化粧品の容器やブラシの清掃に使えます。油分を含んでいるため、汚れが落ちやすくなります。
注意点
使用期限が過ぎた日焼け止めクリームは、顔や体に直接使用するのは避けた方が良いです。特に敏感な部位への使用は肌トラブルの原因になりやすいため、他の使い道に転用するのが賢明です。
もし古い日焼け止めを使うことに不安がある場合は、新しいものを購入することをお勧めします。
今回の記事の主な内容は以上となりますが、実は、皆様にお伝えした裏ワザがあります。
手軽にできて、家にあるものでシールをきれいに剥がすことができる便利なテクニックです。
使用期限が過ぎた日焼け止めをでシールをはがす裏ワザ
日焼け止めクリームを使ってシールをはがす方法は、日焼け止めに含まれる油分や保湿成分を利用してシールの接着剤を柔らかくし、簡単に剥がせるようにする裏ワザです。
例えば、新品のカップやコップ、お皿などの側面や底面にあるシールを綺麗にはがしたい時などに活躍してくれることでしょう!
以下に手順を説明します。
日焼け止めクリームでシールをはがす手順
- シールの表面に日焼け止めを塗る:シール全体を覆うように日焼け止めクリームを薄く塗り広げます。特にシールの端にクリームが行き渡るようにしましょう。少量で十分です。
- 数分間待つ: 日焼け止めクリームの油分が、シールの接着剤に浸透して柔らかくなるのを待ちます。3〜5分ほど放置しておくと、シールがはがれやすくなります。
- シールをゆっくりはがす: シールの端を指先や爪で持ち上げ、ゆっくりと剥がしていきます。もしシールがスムーズに剥がれない場合は、さらに日焼け止めを塗り、もう少し待ってから試します。
- 残った接着剤を拭き取る: シールが剥がれた後、接着剤の残りがある場合は、日焼け止めを少し布に取って拭き取ります。日焼け止めの油分で、残った粘着物も簡単に取り除けます。
注意点
- プラスチックやガラスなどの表面では問題なく使えますが、木製品や布製品には日焼け止めの油分が染み込んでシミになる可能性があるため、注意が必要です。
- 塗布後に表面が油っぽくなることがあるので、最後に石鹸水やアルコールで拭き取ると、きれいに仕上がります。