こんにちは。Sophy Styleのライター、kyokoです。
最近、ニュースやSNSを見ていると、ジェンダーに関する話題を目にしない日はありませんよね。でも、ふとした瞬間に「あれ、これってちょっとおかしいんじゃない?」とモヤモヤしたことはないでしょうか。特に、男女平等と言いながら都合のいい時だけ女性扱いを求めたり、逆に男性ばかりが得をしているように感じたりする場面に出くわすと、素直に頷けない気持ちになるかもしれません。デートでの割り勘問題や力仕事の分担、あるいは女性専用車両やレディースデーといったサービスまで、日常のさまざまなシーンで矛盾を感じることは珍しくないのです。
この記事では、そんな割り切れない思いを抱えている方と一緒に、なぜそうしたダブルスタンダードが生まれてしまうのか、そして私たちが本当の意味で対等に向き合うにはどうすればいいのかを考えていきたいと思います。
この記事でわかること
- 都合のいい時だけ男女平等を主張する心理と矛盾の正体
- 男性が差別だと感じやすい具体的なダブルスタンダードの事例
- デート代や力仕事など日常に潜む性別役割分担のリアル
- お互いが納得できる真の男女平等に向けた意識の持ち方
都合のいい時だけ男女平等と言う女性や男性の心理と矛盾

「男女平等」という言葉はとても大切ですが、実際の生活の中では、その言葉が誰かにとって有利な場面でのみ使われているように感じることがあります。ここでは、多くの人が違和感を抱きやすい具体的なシチュエーションや、その背景にある心理について深掘りしていきましょう。
男性が差別だと強く思うダブルスタンダード
職場や社会生活の中で、男性が「これは差別ではないか」と強く感じる瞬間が増えています。例えば、昇進や採用の場面では女性の登用が積極的に進められる一方で、きつい肉体労働や危険を伴う作業、転勤などは相変わらず「男の仕事」として男性に偏っているという現状があります。
また、女性専用車両や映画館のレディースデーといった女性限定のサービスは広く受け入れられていますが、その逆の「男性限定」はほとんど見かけませんよね。こうした状況を目の当たりにすると、「権利は平等に主張するのに、負担や義務に関しては平等ではないのか」という不満が溜まってしまうのも無理はないかもしれません。
よくあるモヤモヤポイント
- 重い荷物を持つのは当然のように男性任せにされる
- 「男のくせに」という言葉は許容されがちだが、「女のくせに」は即アウト
- 女性優遇とも取れる制度が増え、割を食っている感覚になる
このようなダブルスタンダード(二重基準)が存在すると感じるとき、男性側は「都合のいい時だけ平等と言われている」というやるせない気持ちになってしまうのだと思います。
女性を守る文化と男女平等の矛盾した関係
一方で、昔からある「女性を守る」という文化やマナーも、現代の男女平等論と複雑に絡み合っています。欧米由来のレディーファーストは、女性を尊重し大切に扱う素敵な文化ですが、これを「当然の権利」として受け取ってしまうと、少し話がこじれてしまいます。
例えば、ドアを開けてもらったり、席を譲ってもらったりしたときに、それが「好意による配慮」ではなく「当たり前の義務」であるかのように振る舞ってしまうと、相手は矛盾を感じてしまいます。「私たちは対等な関係だ」と主張しながら、守られる立場であることを同時に手放さない姿勢は、時にアンフェアに映るのです。
私自身も気をつけるようにしていますが、親切にしてもらったときは「女性だから当然」ではなく、「一人の人間としての優しさ」に感謝することが大切ですよね。守られることと対等であることのバランスをどう取るかが、今の私たちに問われている気がします。
デート代は男が出すべきと言うのは良いことか

恋愛における最大の論争テーマといえば、やはり「デート代」ではないでしょうか。「男女平等なら割り勘が基本でしょ」という意見と、「いやいや、男性が奢ってこそ男気を見せる場面だ」という意見が、ネット上でも現実でも飛び交っています。
女性側の言い分としてよく聞くのは、「デートのために服や化粧にお金をかけている」「準備に時間がかかっている」というもの。確かに女性の身支度にはコストがかかりますが、それを理由に支払いを男性に全額委ねるのは、経済的な平等とは少し違うような気もします。
一方で、男性側にも「奢ることで格好をつけたい」「リードしたい」というプライドがある場合も多く、一概にどちらが良い・悪いとは言えません。ただ問題なのは、「普段は男女平等を強く主張しているのに、会計の時だけ財布を出さない」という態度が見えたときです。これが「都合のいい時だけ」という批判の的になってしまう一番の原因ではないでしょうか。
女の子扱いを求める都合の良さと社会背景
社会に出れば一人の大人として責任ある行動が求められますが、時には「女の子扱い」されたいという願望が顔を出すこともあります。重いものを持ってもらったり、機械の配線をやってもらったりするときに、「私、女の子だからわかんなーい」という態度をとってしまった経験、あるいは見た経験はありませんか?
これは個人の甘えという側面もありますが、社会全体に根付いた「女性はか弱いもの」「男性が助けるもの」という刷り込み(アンコンシャス・バイアス)も大きく影響しています。女性自身も無意識のうちに、「可愛らしく頼りない存在」を演じたほうが生きやすい場面があることを知ってしまっているのかもしれません。
しかし、仕事や公的な場でこの「女の子カード」を切ってしまうと、真剣にキャリアを築こうとしている他の女性たちの足かせにもなりかねませんし、男性からの信頼も損ねてしまいます。「都合のいい時だけか弱いフリをする」と思われないよう、自立した振る舞いを心がけたいですね。
女だから許されるという甘えの構造
さらに踏み込んで考えると、「女だから許される」という甘えの構造が見え隠れすることもあります。例えば、感情的になって怒ったり泣いたりしても「女性は感情の生き物だから」と大目に見てもらえる一方で、男性が同じことをすると「男らしくない」「未熟だ」と厳しく評価されることはないでしょうか。
また、ミスをした時の責任の取り方や、嫌な仕事の断り方においても、性別を盾にして逃げてしまうことは、長期的には自分の首を絞めることになります。対等な権利を求めるならば、結果に対する責任も対等に引き受ける覚悟が必要です。
「だって女の子だもん」という言葉は、子供のうちは可愛らしくても、大人の社会では通用しない通用手形です。この甘えを捨てきれないうちは、本当の意味での平等は遠いのかもしれません。
男女平等が都合のいい時だけにならないために必要な意識

ここまで、さまざまな矛盾やモヤモヤについて見てきましたが、ではどうすれば「都合のいい時だけ」ではない、納得感のある関係を築けるのでしょうか。ここからは、私たちが意識を変えていくためのヒントを探っていきます。
真の男女平等に必要なのは権利と義務の理解
最も大切なのは、権利と義務はセットであるという基本原則を忘れないことです。私たちはつい、自分に与えられる「権利」ばかりに目が行きがちですが、それを行使するためには、相応の「義務」や「責任」を果たす必要があります。
例えば、職場での平等な評価を求めるなら、残業や転勤、責任の重い仕事も含めて、男性と同じ条件で勝負する覚悟が求められます。逆に男性も、家庭での平等を求めるなら、家事や育児の「手伝い」ではなく「主体的な参加」という義務を果たさなければなりません。
意識したいポイント
- 権利(メリット)だけでなく、それに伴う負担(デメリット)も受け入れる
- 「おいしいとこ取り」をしようとしていないか、自問自答する
- 性別ではなく「能力」や「適性」で判断し合う
このバランスが取れて初めて、性別に関係なく誰もが納得できるフェアな社会に近づけるのだと思います。
自分に都合の良い解釈を捨てることの重要性
人間誰しも、自分に甘く他人に厳しいところがあります。無意識のうちに、状況に応じて自分に都合の良いルール(解釈)を適用してしまうことはありませんか?これを心理学的には「自己奉仕バイアス」なんて呼んだりもするそうです。
「今日は疲れてるから」「相手の方が得意だから」といって、面倒なことをパートナーや同僚に押し付けていないでしょうか。その理由の根底に「男だから」「女だから」という甘えがないか、一度立ち止まって考えてみることが大切です。
自分の中にある「無意識のダブルスタンダード」に気づくこと。それが、不毛な対立を終わらせる第一歩になります。「相手を利用していないか?」と問いかける誠実さを持ち続けたいですね。
性別役割分担の矛盾に関するQ&A
ここでは、よくある疑問や反論について、Q&A形式で一緒に考えてみましょう。
女性は出産があるから、完全に平等にするのは無理じゃない?
確かに身体的な違いは無視できません。妊娠・出産は女性にしかできない尊い役割です。しかし、それは「配慮」すべき点であって、その他のあらゆる場面で不平等を許容する理由にはなりません。「区別」と「差別」を混同しないことが重要です。
レディーファーストを喜ぶのはダメなこと?
決してダメではありません!好意を受け取ることは素晴らしいコミュニケーションです。ただ、それを「してもらって当たり前」と要求したり、してくれない男性を責めたりするのは違います。「ありがとう」の気持ちを持って、お互いにリスペクトし合える関係が理想ですね。
お互いの立場を理解し歩み寄る姿勢
ネット上の議論を見ていると、男性と女性が敵対し合っているように見えることがあり、とても悲しい気持ちになります。本来、男女平等は「どちらが勝つか」という戦いではなく、「どうすればお互いが生きやすくなるか」という協力ゲームのはずです。
男性には男性の、女性には女性の生きづらさがあります。「男は強くあるべき」「稼いで一人前」というプレッシャーに苦しむ男性もいれば、「良き母・妻であれ」という呪縛と戦う女性もいます。相手の苦しみを想像し、「あなたも大変だね」と寄り添う気持ちがあれば、攻撃的な言葉は減っていくはずです。
自分の正しさを主張するだけでなく、相手の話に耳を傾ける余裕を持つこと。それが、真のパートナーシップを築く鍵になるのではないでしょうか。
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最後に、「男女平等は都合のいい時だけ」という言葉が生まれてしまう背景には、過渡期ゆえの混乱があるのかもしれません。社会の制度や価値観が急速に変わっていく中で、古い慣習と新しい理念がぶつかり合い、歪みが生じている状態です。
しかし、多くの人は決して悪気があって矛盾した行動をとっているわけではありません。ただ、少しずつ学習し、アップデートしている最中なのです。もし周囲に「都合のいい平等」を振りかざす人がいても、過度に攻撃するのではなく、「それはちょっと違うんじゃない?」と冷静に伝えていくことが大切です。
私たちは今、新しい時代の関係性を作っている途中です。失敗や矛盾を繰り返しながらも、諦めずに対話を続けることで、いつか「都合のいい時だけ」なんて言われない、本当の意味で自由で平等な社会が訪れると信じています。
