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日本で「雪爆弾」が発生する可能性はどれくらい?

韓国で2024年11月26から29日にかけて発生した大雪は韓国メディアで「雪爆弾」として紹介され、日本のニュースでも雪爆弾として紹介されていました。この「雪爆弾」と呼ばれるものが日本で発生する可能性はどれぐらいあるのか調べてみました。

日本で「雪爆弾」が発生する可能性

日本でも「雪爆弾」のような現象が発生する可能性は十分にあります。ただし、「雪爆弾」という用語は日本の気象庁では公式に使用されておらず、代わりに「爆弾低気圧」や「急発達する低気圧」という表現が用いられます。

日本周辺での爆弾低気圧の発生頻度は、平均すると月に0.5〜1日程度です。しかし、将来的には気候変動の影響により、強い爆弾低気圧の割合が増加する可能性が示唆されています。特に日本海側では爆弾低気圧の頻度が高くなる傾向があります。

爆弾低気圧は、冬から春にかけて日本周辺を襲うことがあり、広範囲で強風、豪雨や大雪、気温の急激な変化をもたらします。特に日本海側は、太平洋側に比べて爆弾低気圧の影響を受けやすい傾向にあります。

また、関東地方の平野部では、南岸低気圧による大雪の可能性もあります。南岸低気圧のコースや滞留寒気層の影響により、予想が難しいとされていますが、適切な条件が揃えば大雪をもたらす可能性があります。

したがって、日本でも「雪爆弾」に類似した現象が発生する可能性は十分にあり、特に冬季から春季にかけては注意が必要です。気象情報に注意を払い、適切な対策を講じることが重要です。

日本における過去の雪災害

日本における大雪の災害については、国立研究開発法人 防災科学技術研究所 自然災害情報室から公表されている日本全国の過去の大雪災害事例一覧で確認することができますが、その中から一部をピックアップしました。

  • 2021年~2022年 令和4年の大雪と言われる雪害。福島県や山形県、新潟県を中心に大雪となり、死者97人、重症者580人にものぼった。
  • 2014年2月 平成26年の大雪と言われる雪害。雪が少ないとされる太平洋側でも大雪となり、岐阜・山梨・長野県では大雪で集落が孤立するなどの事故が発生。路面凍結による交通事故や車内に閉じ込められるなどにより多くの死傷者が出た。
  • 2005年~2006年 平成18年豪雪と命名された豪雪。秋頃の予報は冬の気温は平年並みか高いと予想されていたが、2月中旬まで南西諸島を除き寒冬に。交通事故や落雪などの事故など死者152人、重症者902人にものぼった。

これまでにも多くの雪災害がありましたが、雪爆弾のような集中した雪が今後増える場合はまた別の視点からの対策が必要となりそうです。

雪爆弾について更に詳しく知りたい方は「雪爆弾(韓国)の原因を調査!日本で起こるかや意味・対策について徹底解説!」を確認してみてくださいね。


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