長野県の大日向小学校は、日本初のイエナプラン認定校としてオープンした私立の学校です。
一般的な日本の学校とは異なる教育方針は全国から注目を浴び、大日向小学校に入学するために移住を決める家庭もあるのだとか。
この記事では、そんな大日向小学校の倍率や評判、落ちる原因について解説していきます。
大日向小学校の評判や口コミ
大日向小学校は、個性的な教育を求める家庭からの評価が高い傾向があります。
大日向小学校はドイツで始まりオランダで広がった「イエナプラン教育」を導入している学校で、個人の尊重と自律的な学びを大切にする方針です。
他県から教育目的で移住してくる家族もいるほどで、注目度や評判は全体的に良いと言えるでしょう。
ただ従来の日本の教育プログラムとは異なるため、学力に不安を感じたり、馴染めない家庭も一定数あると言われています。
入学を決める際は、大日向小学校の教育方法が本当に家庭の教育方針や子どもに適しているかじっくり考えてください。
大日向小学校の過去の倍率は?
結論から言うと、大日向小学校は倍率を公表していないため、過去の倍率は不明です。
ただ募集要項によると新1年生は約30人、新2年生〜新6年生は若干名となっており、受け入れ人数はあまり多くありません。
教育目的で移住してくる人も多いことから、それなりに倍率は高いと考えて良いでしょう。
実際に2021年の大日向小学校の説明会では150名近くが参加しており、全員が受験していた場合の倍率は約5倍ほど。
すでに通学している子どもの兄弟・姉妹向け枠が半分あると仮定すると、受験倍率は10倍程度になっていた可能性が高いです。
大日向小学校に落ちた人の共通点
大日向小学校の入学審査では、書類選考後に親子揃っての面談が行われ、その結果に応じて入学候補者の選考がなされます。
ですから親が子どもを大日向小学校に入学させたいと願っていても、子どもが興味を持っていなかったり馴染めないと判断されたら不合格になる可能性が高いです。
入学候補者が定員を上回ると抽選になるため運任せな側面もありますが、面接で落ちないためにも、まずは子どもにイエナプランへの興味を持ってもらいましょう。
また、面談では大日向小学校側から子どもに対して直接質問が行われます。
質問内容は個人差があると思われますが、実際に受験を受けた家庭では以下のような質問が行われたとの報告がありました。
下手に練習を行うとマニュアル通りの返答しかできず印象が悪くなるのでは……と心配される家庭もあるようですが、ぶっつけ本番で挑むと緊張して何も話せないケースも多いです。
受験を決めたら面談の練習や、初対面の人とでも緊張せずに話す練習をしておくといいかもしれません。
親に対しても志望理由や小学校の教育に求めること、親から小学校に質問があるか等の質問が行われるため、家庭内での価値観のすり合わせをして備えておきましょう。
まとめ
大日向小学校はイエナプラン教育を導入しており、全国から入学希望者が集まっています。
受験倍率は公開されていませんが、約5倍〜10倍程度だと考えておくと良いでしょう。
競争率の高い受験を勝ち抜いて、入学候補者になるためには、親子共に「大日向小学校に入学したい・させたい」という希望を持つことが大切です。
書類選考に通ると面談も行われるので、子どもが自分自身を表現するための特訓も行いましょう。