エミー賞18冠を達成したSHOGUN(将軍)リメイク版がつまらないと言われている理由や、海外の反応を調査してみました。
SHOGUN(将軍)リメイク版がつまらない理由
エミー賞18冠を達成しているのにつまらないと評価している方が居るのは不思議な話ですよね。「SHOGUN」のどのような部分をつまらないと感じてしまうのでしょうか?
理由の一つはストーリーのテンポにあります。時代背景からアクションが多いと思って視聴し始めると会話中心でアクションシーンが少ないと感じてしまうようです。アクションよりも感情に重きを置いた歴史的な叙事詩(※1)を求める人には、このリメイク版は満足できる作品ですが、よりエキサイティングな展開を期待する人にとっては物足りないかもしれません。
また、海外の方の場合は、日本の文化や歴史に馴染みがなく受け入れるのが難しいかもしれません。日本の方でも現在との文化的な違いや考え方の理解が難しいと、感情移入が難しくつまらないと感じることも。
その他、歴史に詳しい人であれば、登場する人物の名前に改変があったり、当時利用されていたポルトガル語が英語に置き換わっていることが気になってしまうこともあるでしょう。
SHOGUN(将軍)リメイク版の魅力
つまらないと言われる理由はありますが、もちろん称賛される部分もたくさんあります。
SHOGUN(将軍)のリメイク版は、映像美と没入感のあるストーリーテリング(※2)で高評価を得ています。また、多くの批評家は、日本文化のリアルな描写と、ほとんどが日本語で行われるキャストの演技を評価しています。
制作については「壮麗」かつ「引き込まれる」と評価され、複雑なキャラクターや西洋と日本の文化の違いを深く掘り下げて描いている点が好評です。
SHOGUN(将軍)リメイク版釜茹でシーンの感想
視聴者の間で話題になっているのは、ある登場人物が釜茹でにされる残酷なシーンです。このシーンは『ゲーム・オブ・スローンズ』の暴力描写と比較されるほど衝撃的で、視聴者に強い印象を残しました。
他にも切腹を命じられた人間だけでなく、その息子(赤ん坊)までもが殺されてしまうというという残酷なシーンもあります。
これらのシーンは主人公であるイギリス人のジョンと同じように、「野蛮な民族だ」と感じた人も多いようです。
シリーズ全体としては、歴史ドラマとして評価される一方で、こうした過激な瞬間がシリーズの注目を集めています。
ただ、切腹については当時の日本人の精神性を色濃く描写するものであり、主人公のジョンが日本への理解度を深めるための重要なファクターであることは間違いありません。