微アルコールビールは、アルコール含有量が少ないことから、従来のビールやお酒に比べて健康面での負担が軽減される場合があります。
つまり、お酒好きの方にとって魅力的な選択肢の一つですが、「健康に良いの?」「普通のビールと何が違うの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は微アルコールビールの健康への影響、プリン体・糖質・カロリー、アルコールが抜ける時間などについて、詳しく解説していきます。
微アルコールビールとは?
微アルコールビールとは、アルコール度数が低いビールのことです。一般的なビールのアルコール度数が5%前後なのに対し、微アルコールビールは1%以下と、アルコール含有量が大幅に抑えられています。
微アルコールビールのメリット
- アルコール摂取量の抑制: アルコールが気になる方でも、ビールの風味を楽しめます。
- 健康への配慮: アルコールによる肝臓への負担を軽減できます。
微アルコールビールのデメリット
- カロリー: 微アルコールビールは、アルコール度数が低いため通常のビールよりもカロリーが低い場合がほとんどですが、アルコールだけでなく、糖質や炭水化物も含まれているため、飲み過ぎるとカロリーオーバーになる可能性があります。
- プリン体: 微アルコールビールのプリン体量は通常のビールとほぼ同程度である場合が多いですが、製品によって異なります。また、プリン体は尿酸値を上げる原因となるため、痛風や高尿酸血症が気になる方はラベルを確認し、プリン体ゼロまたは低プリン体の商品を選ぶと良いでしょう。
- 糖質: 微アルコールビールの糖質は、製品によって幅がありますが、通常のビールよりも低めである場合が多いです。なお、糖質制限をしている場合は、「糖質ゼロ」や「低糖質」と表示された製品を選ぶのがポイントです。
- 満腹感: アルコールには食欲を増進させる効果があるため、微アルコールビールを飲んでもおつまみを食べ過ぎてしまう可能性があります。
- 運転前には飲めない: 微アルコール飲料には0.5〜1%程度のアルコールが含まれています。酒税法上はノンアルコール飲料に該当しますが、アルコールを含んでいる為、飲んだ後の運転は飲酒運転となりますし、飲む量や体質によっては、アルコールが血液中に蓄積され、運転に支障をきたす可能性があります。
微アルコールビールと普通のビールの比較
項目 | 微アルコールビール | 普通のビール |
---|---|---|
アルコール度数 | 1%以下 | 5%前後 |
カロリー | 低め(20〜30kcal/100ml) | 高め(40〜50kcal/100ml) |
糖質 | 商品によって異なるが、低めまたはゼロの製品あり | 通常程度 |
プリン体 | 商品によって異なる | 商品によって異なるが、高め |
アルコールが抜ける時間 | 約1~数時間 | 約3~5時間、時には1日 |
微アルコールビールを選ぶ際のポイント
- カロリーをチェック: カロリーが低いものを選びましょう。
- 糖質をチェック: 糖質制限をしている方は、糖質量の少ないものを選びましょう。
- プリン体をチェック: 痛風が心配な方は、プリン体量の少ないものを選びましょう。
- 原材料をチェック: なるべくシンプルな原材料で作られたものを選びましょう。
微アルコールビールの健康への影響
微アルコールビールは、普通のビールに比べてアルコールによる健康への影響は少ないですが、飲み過ぎは体に負担をかけます。特に、以下のような点に注意が必要です。
- 肝臓への負担: アルコールは肝臓で分解されるため、微アルコールと言っても過度の飲酒は肝臓に負担をかけます。
- 体重増加: カロリーオーバーになると、体重増加の原因になります。
- 痛風: プリン体が多いものを飲み続けると、痛風発症のリスクが高まります。
- 依存の可能性: 微アルコールビールはアルコール依存症の克服に役立つ場合もありますが、逆に飲酒習慣を助長するリスクも考えられます。
微アルコールが休肝日になるかはこちらの記事で紹介しています。
【関連記事】微アルコールは休肝日になる?健康メリット・カロリーや肝臓への負担を徹底解説!
アルコールが抜ける時間
アルコールが体から完全に排出される時間は、個人差や飲酒量、体格などによって異なります。一般的に、アルコール度数0.5〜1%の微アルコールビールの場合、1時間〜数時間以内に体内からアルコールが抜けると考えられます。なお、普通のビールの場合は数時間から1日程度かかるとされています。
微アルコールビールでおすすめはビアリー
製品名 | BEERY(ビアリー) |
アルコール度数 | 0.5% |
メーカー | アサヒビール |
成分 | 麦芽(国内製造)、スターチ、麦芽エキス、ホップ、コーン、米/炭酸 |
エネルギー | 39kcal |
炭水化物 | 8.6g |
タンパク質 | 0.1~0.5g |
脂質 | 0g |
減酒を目的にノンアルコール飲料を試した結果、国内外で10種類以上のノンアルコールビールを飲み比べてみました。好みとしては「飲みやすさ」よりも「ビールらしい飲みごたえ」を重視しており、外国産ではバドワイザーやヒューガルデン(甘め)が気に入っています。
日本産では、低アルコールの「ビアリー」が最も美味しいと感じ、ケースで購入して休肝日や控えたい日に愛飲しています。ビアリーは微アルコール飲料の中でも特に飲みごたえがあり、ビールらしいコク、甘味、苦味が楽しめる点が魅力です。ただし、本物のビールと価格がほとんど変わらないのがネックですね。
ノンアルコールにある、あの独特のまずさは、アルコールが除去されたために味や香りが変化して、原材料のバランスが崩れるためのようですが、私の場合、ビアリーでは全く感じません。
もちろん、ビール好きで味に敏感な人からすれば、まずいと感じるかもしれませんが、私のようにビール感を味わいたい程度の人にとっては、十分に満足を得られるレベルだと思います。
それから、そもそもビアリーは家飲み商材なのでコロナ禍は追い風でしたが、制限を解除した今となっては飲食店が大盛況で手にする人が減っている為か、一部の店では定番からカットしているようで、特に地方では売らなくなったというお話が増えているようです。
しかし、そんな人でもネットでの箱買いなら、価格的にも満足できると思いますのでお勧めです!
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微アルコールビールは健康に良い?のまとめ
微アルコールビールは、アルコールを控えたい方や健康に気をつけたい方にとって、魅力的な選択肢の一つです。
上記の通り、微アルコールビールは通常のビールよりも健康面での利点がありますが、完全に健康に良いわけではありません。
やはり、適度な飲酒と、個人の健康状態に応じた選択が重要です。カロリーや糖質、プリン体などに注意しながら、適量を飲むようにしましょう。
この情報が、微アルコールビール選びの参考になれば幸いです。