オオズワイガニがなぜ大量発生しているのか。それに伴う価格の相場は？収穫量や旬の時期までご紹介します。
大量発生の背景と原因
大量発生の背景
オオズワイガニの大量発生は、特に北海道の噴火湾や日高地方の太平洋沿岸で2023年頃から確認されています。この現象はエビ漁やカレイ漁の際に混獲されるだけでなく、漁網が切れるなどの被害が発生し、当初は厄介者として扱われていました。しかし、特産品としての価値が見直されつつあります。
大量発生の原因と調査計画
大量発生の原因としては、赤潮や水温上昇などが考えられていますが、詳細な原因はまだ確定していません。北海道立栽培水産試験場では、2025年から実態調査を実施し、この現象のメカニズムを解明する予定です。
2024年の水揚げ量と価格
水揚げ量の増加
2024年においても、オオズワイガニの水揚げは増加しており、特に北海道南部での漁獲が顕著です。ある漁場では、エビの約80倍に相当する60トンのオオズワイガニが水揚げされたとの報告もあります。シーズンによっては、前年の3倍の収穫量が予測されており、今後も漁獲量は増加する可能性があります。
価格の動向
オオズワイガニは他のカニと比較して安価で取引されています。現地では1杯150〜300円で売られており、一般的な小売価格でも1杯500円から800円程度です。漁獲量が多い場合は、さらに安価になることもあります。
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オオズワイガニの旬と食文化
旬の時期
現在のところ、旬の時期は不明です。オオズワイガニを目的とした漁が行なわれている状況ではなく、現在、異常発生している状態が今後も続くのか否かによります。今後も安定した漁獲が見込め、オオズワイガニの生態調査が進んで行けば、旬の時期も決まってくると思われます。
食文化の課題
北海道や日本全体では、オオズワイガニを食べる文化がまだ広く定着しておらず、収穫量が多いにもかかわらず、処理が追いつかない状況が続いています。しかし、2024年には収穫量がさらに増加する見込みで、旬の時期には手頃な価格で購入できる機会が増えることが期待されています。
購入のアドバイス
オオズワイガニを楽しむ際は、収穫量が増える時期に合わせて購入することをお勧めします。
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オオズワイガニを購入するには
オオズワイガニの購入には、やはり通販が便利ですが、2024年5月頃、東京都台東区の御徒町にある「吉池（よしいけ） | プロも通う御徒町駅前の魚介専門店」でも販売しているのを見かけました。
きっと生のカニだと思いますが、抱卵したメスが特売で一杯300円くらい、オスは特売ではなく800〜1000円くらいだったかと思います。これだけでも、オスの方が価値が高いことをご理解いただけるのでは、と思います。
産地が北海道のため、関西方面で販売されているかどうかはわかりませんが、お近くに魚介専門店があれば、一度覗いて見るのも良いかと思います。特に東京や関東の方は、販売されている可能性が高いですし、たまには魚介専門店を見るのも楽しいですので、お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。
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