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【2024年猛暑!】室内の暑さ対策こそ重要!身を守る9つのポイントと対策

年々の暑さが厳しくなるにつれ、熱中症で緊急搬送されるニュースが増えています。熱中症は生命を脅かすこともある深刻な問題ですので、暑さへの対策を怠らないようにしましょう。

特に2024年の夏は長い梅雨のあとに猛暑が予想されているので、これまで以上の対策が必要となります。

室内でも暑さ対策は必要?

室内の暑さ対策をするべき理由

屋内が暑すぎる場合、体は余分なエネルギーを使って体温を調節しようとします。持続する暑さに集中力が低下し、不快感や苛立ちが増えて仕事や家事の質が下がってしまいます。

また、パソコンなどの電子機器にも影響が発生します。熱を持った家電は正常に働かなくなる可能性があります。

そして最大のリスクは、熱中症です。

室内でも熱中症のリスクはある

熱中症と聞くと、日差しが強く気温の高い屋外で発生するという印象を持ちがちですが、実は室内でも熱中症になる可能性があります。実際に、夏の期間に起こる熱中症の約40%が室内で発生しています。

特に7月から9月にかけては高温が続きますので、屋内温度が上昇し、健康を害する可能性があります。また湿度が高いと汗を適切にかけずに体に熱がこもりますので、雨の多い6月にも注意が必要となります。

昼夜場所問わず、運動量が少なくても、室内の温度が28度以上・湿度65%になると熱中症のリスクが上がります。室内ならば安全だと過信せずしっかりと対策を取りましょう。

室内で発生する熱中症

熱中症の原因を知ることで適切な対策を行いましょう。

室内でおこる熱中症の原因

室内でおこる熱中症の発生原因はいくつかあります。

  • 高温多湿
  • 長時間の作業や運動
  • 風通しがない
  • 水分補給が極端に少ない
  • 子どもや高齢者
  • 体調不良

室温と湿度には特に気をつけなければいけません。

室内は28度を超えないように注意しましょう。ただし、室内でも運動をする場合は25度以上から体調に注意が必要となります。

室内が28度の時に湿度が65%を超えていたら注意が必要になります。これらは日射の無い室内に当てはまる話ですので、直射日光が当たる場所ではさらに注意しましょう。

また、子どもや高齢者にも注意が必要です。

子どもは体温を調整する能力が完全に成熟していません。高齢の人々や障害を抱えている方々も暑さや脱水への感受性が減少している傾向にあるため、普段以上に慎重に注意を払うことが求められます。実際に熱中症で救急搬送される患者さんのおよそ半数は65歳以上の高齢者です。

熱中症の症状

通常、気温が高い場合は体温を調節するために汗をかくなどして熱を逃がします。

この調整機能が正常に作用しなくなった結果、体内の熱が蓄積し体温が急速に上昇してしまうことで、生命に不可欠な臓器に損傷を与える可能性がある一連の病態を熱中症と呼びます。

以下のような症状を感じた場合は、体温の調節機能が働かなくなっている場合があります。

  • 体温上昇
  • めまい
  • 体のだるさ

酷くなると痙攣や意識異常も発生し、生命の危険もあります。

室内の暑さ対策に大事な9つのポイント

簡単に行える暑さ対策から本格的な対策まで一挙にご紹介。その時の室温や体調に合わせた適切な暑さ対策を行って下さい。

打ち水をする

ベランダやエントランス、縁側があるお家の場合は、打ち水をしてみてください。

撒かれた水が蒸発する際に熱を吸収するので、周りの空気を冷ましてくれます。日中は水がすぐに蒸発するので、涼しい朝や夕方など、気温が低い時間に打ち水をしておきましょう。

ただし、アパートやマンションのような共同住宅においては周辺環境をよく確認してから行って下さい。

風通りをよくして部屋を涼しく

外から帰ってきたらすぐにエアコンを付けたくなりますが、まずは窓を開けるようにしましょう。

一日中閉め切っていた室内には暑さが溜まっていて、その暑い空気の中で冷房を入れても室温がなかなか下がりません。まず窓を開けて部屋の空気を入れ替えることで適度に暑い空気を外にだしてから冷房を利用すると、室温がより早く下がります。気温や風の有無によっては窓を開けるだけでも十分に涼しくなる場合もあります。

窓を開けるポイントは、2つの窓を開けることです。部屋の対角線上に位置する窓を開けるようにしましょう。可能であればドアチェーンをした状態で扉も開けるとより風の通り道が増えます。窓の少ない部屋や家の場合は、扇風機の利用も検討してみて下さい。

扇風機を使う場合は、窓や入口の方向に向けて設置しましょう。扇風機は後ろ側の空気を吸い込み前に送るため、温かい室内の空気を外に逃がしやすくなります。

断熱カーテンやすだれをつける

窓を通じて入る太陽光で室内は急速に熱くなります。そのため、屋内の温度上昇を抑える一つの方法として、日射しを避けることが非常に有効です。

エアコンを使用していても、日差しが室内に入ると温度を下げるのが難しいです。特に南向きの窓では一日中太陽が射し込むので夏期はカーテンを閉めたほうがいいでしょう。とくに遮光カーテンは屋外から熱が伝わるのを20〜40%程度防げると言われています。

ほかにも、すだれやシェードを利用することで、室内の温度上昇を抑えることができます。

室内温度を28度以下にする

省エネ重視でエアコンを極力かけたくない人もいるかと思いますが、熱中症になったり最悪後遺症が残ってしまう場合もあります。我慢をせず、室内温度が28度を超える前にエアコンを利用しましょう。

この時注意が必要なのは、室内温度を28度にするということです。

環境省の打ち出した「クールビズ」の28度という温度だけが独り歩きしてエアコンの設定温度を28度にするのだと思われている方も多いですが、建築上の特徴や窓からの日差しに寄って設定温度=室内温度とは異なる場合があります。必ず室温や体調などを考慮しながらエアコンの設定温度を調節して下さい。

扇風機やサーキュレーターを活用する

扇風機やサーキュレーターを利用することでエアコンの冷却機能を向上させることができます。

暑い空気は部屋の上の方に溜まりやすく、冷たい空気は部屋の下の方に溜まりやすいのが特徴です。そこで、エアコンが取り付けられている壁とは反対側の壁に扇風機またはサーキュレーターを配置し、室内の中心部に風が上向きになるように風を流してみてください。空気が循環して部屋全体が冷えやすくなります。

また、扇風機やサーキュレーターを使うことでエアコンの設定温度を高めにしても十分に効果が期待できるようになります。

部屋の湿度を下げる

エアコンを使っても部屋が涼しく感じられない時は、部屋の湿度にも気を配りましょう。

湿度が高いと空気が熱を逃がしにくくなってしまいます。また、湿度の高い環境は汗の蒸発を妨げ、熱中症にかかりやすい状態になってしまいます。湿度を下げるためには、エアコンの冷房機能だけでなく、ドライ機能も活用しましょう。ドライ機能がついていないエアコンの場合は、除湿機の併用も検討してみてください。

エアコンのフィルターを掃除する

エアコンの性能を最大限に活かすためには、2週間ごとにフィルターの清掃を心掛けることが大切です。利用前にもカビが繁殖している可能性があるので、一度綺麗に掃除しましょう。そのまま利用することでカビが室内に蔓延してしまうおそれがあります。

通気性がよい服や吸湿性が高い服を着用する

室内で過ごす時の服装を変えることでより過ごしやすくなります。できるだけ締め付けの少ない緩やかな服を選びましょう。裾口の広がった服は風通しが良いです。

また、素材にも注目して下さい。天然素材であるコットン(綿)やリネン(麻)は空気を良く通し、発汗した際にも迅速に吸い取り乾かしてくれます。どちらも皺になりやすいのがデメリットですが自宅でゆったりと過ごす分には問題のない素材だと言えます。

おすすめはコットンリネンの素材です。コットン100%のものは乾きにくいデメリットがありますが、速乾性のあるリネンが混ざることでデメリットを緩和してくれます。乾きやすさを重視するならリネンが50%以上のものがおすすめです。

暑さ対策のグッズを活用する

省エネに注目が集まりつつある近年、暑さ対策のグッズの種類もたくさん増えています。エアコンや扇風機といった冷たい風が直接当たることが苦手な人もこれらの暑さ対策を駆使することで、利用を最小限に抑えられるでしょう。

日中の暑さ対策のグッズでおすすめなのは、首元を冷やすアイテムです。ネッククーラーやネックリング、保冷剤を包んだタオル、濡らすことで冷たくなるタオルなどで首を冷やしてみましょう。首には太い血管が通っているので、効率よく体を冷やすことができます。

また休みの日などは足湯ならぬ足水をしてみてください。体全体が冷え、その後も効果が継続されます。また副交感神経が優位になるのでリラックスできます。

パソコンを使われている方なら、卓上の小型扇風機がおすすめ。パソコン本体は熱を発生しやすいので、パソコンの熱暴走を抑えつつ自分自身も涼めます。

コットンやウール、い草などの天然素材はラグとして敷いておくと湿度調整に効果的。触感もさわやかなので、ラグの上にごろんと転がっても心地よく休憩できます。

睡眠時に特に寝苦しいかたは、冷凍庫で冷やしてから使うアイス枕や、接触冷感の寝具を利用してみましょう。

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