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【SCARY👻STORY】Vol.04 日本の怖い話

怖い話や不思議な話が大大大好きな YAYOIです。こんかいは日本の怖い話をいくつかご紹介します。

累の話

秋来ぬと 目にはさやかに 見へねとも 風の音にそ おとろかれぬる

冒頭の歌は、平安時代の貴族「藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん)」が詠んだ歌で、
『秋が来たと、はっきりと目には見えないが、風の音で気づいた』という意味だそう。

意味だけ聞くと現在流行りの楽曲でも使われてそうなフレーズ🎵ですが、風の音で気づいたっていったい何によ??

それは…【累の怨霊が秋の夜に風と共にあらわれること】でした~🎊

さて、怨霊の累(るい)さんですが、なぜに怨霊になってしまったのでしょうか😟

累さんはどんな人?

累さんは、17世紀後半(江戸時代)の下総国岡田郡羽生村(現 茨城県水海道市羽生村)で殺害されてしまった女性です。

累さんには、与右衛門(よえもん)という夫がいましたが、彼の目当ては累さんではなく、彼女が両親から相続した田畑でした。
この時点で「うわぁ😒」なのですが、累さんの見た目が好みではなかった与右衛門は、浮気をしていたのです。もう「はぁ?なにこいつ👿」って感じ。

ある日、一緒に畑仕事をした帰り道に与右衛門は累さんを川に突き落として殺害。
川に落とされ必死に船にしがみつく累さんを打ちのめすため櫂を振り下ろす与右衛門を描いた葛飾北斎作の挿絵が残っています。
(累さんの死体が上がった場所は「累ヶ渕(かさねがふち)」と呼ばれるように。)

累さんの怨霊

累さん殺害後、与右衛門はすぐに後妻をとります。最悪😠

しかし、後妻はすぐに亡くなり、その後も次々と妻が亡くなっていき…なんでこんな最悪な人に次々奥さんが現れるのか謎

ようやく6人目の奥さんが「菊」という名の女の子産みますが、結局亡くなってしまいます。

その後しばらくは平穏だったようですが、菊ちゃんが14歳の時に累さんの怨霊が彼女に取り憑きました。

村人は念仏を唱えたり、累さんの供養をしたりしたけど一向に鎮まらず。
累さんの怨霊は、亡くなった村人たちの悪事を暴露し村人たちは一気に疑心暗鬼に。

そこで、村の名主はちょうど近くのお寺に滞在していた祐天上人(ゆうてんしょうにん)を頼り累さんの霊を鎮めてもらいました。

累さんの話をまとめた「死霊解脱物語聞書」

この話をまとめた『死霊解脱物語聞書(しりょうげだつものがたりききがき)』と言う本が1690年(元禄3)に発刊されたそうですよ。

累さんの霊を鎮めた祐天上人ですが、『死霊解脱物語聞書』の影響で人気は爆発。
それとともに、歌舞伎や浄瑠璃、小説の題材や漫画、アニメ、ゲームからグッズ、コラボなど…としても取り上げられ広く知れ渡りました。

そんな人気者の祐天上人のお寺である『祐天寺』は、東京都目黒区中目黒にあり、東急東横線の駅名でもあります。

その『祐天寺』の境内には累さんの供養塔が残されています。
現在でも累さんの演目を演じる歌舞伎関係者は上演前に必ず参拝するそうです。

今なお恐れらている累さんの祟りですが、結婚した相手が資産目当てだし、浮気はするし、挙句の果てには自分を…ってなったらこれ、

累さんじゃなくても祟りますよね?

追記:じつは、この話ブログに上げる前、累さん殺害部分が下書きからごっそり消えてたんですよ。 👿のスタンプだけ残ってて、いつ消えたか全くわからず~なので書き直しです😱 自分が消したことは間違いないと思いますけど、よりによってこの部分のみ。 祐天上人の登場あたりは残ってるという。怖い怖い💦

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日本で語られるジェイソン

ジェイソンといえば『13日の金曜日』、ホッケーマスクにチェーンソーの不死身の殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズが有名ですね。
ですが日本で語られるジェイソンつながりの都市伝説もありますので、ご紹介します。

ジェイソン村とは

秋田県・群馬件・茨城県・神奈川県・熊本県などにあると噂されている廃村の都市伝説です。
アメリカからやって来た殺人鬼が、村人を惨殺し廃村になりました。
殺人鬼が被っていたマスクがジェイソンのようなホッケーマスクだったことからジェイソン村と言われているようです。

新潟ジェイソン村

新潟県角田浜付近にあったとされる集落にまつわる話。

精神病を患っていた少女が家族を惨殺し、自宅からほど近い場所にあったこの集落にたどりつきます。
少女は夜中、村人の家に侵入し猟銃や鉈(なた)、日本刀などの凶器で手当たり次第に人々を惨殺していきました。
最後にはチェーンソーを持ち出し一夜にして集落の住民を全滅させました。
すべてが終わった後、少女は集落から姿を消しました。

その後村は放置され、いつしか新潟ジェイソン村と呼ばれるようになったそうです。
じつは新潟ジェイソン村には前日譚があり、新潟ホワイトハウスという別の都市伝説で語られています。

新潟ホワイトハウス

新潟県角田浜に実在する廃墟にまつわる話。

この家は、ある外交官の4人家族が東京からこの地へ引っ越してきたときに建てられたそうです。
人々は外交官一家がなぜこんな場所に引っ越してきたのか不思議に思ったそうですが、この家族の娘に理由がありました。

当時9歳だった娘は多重人格障害(解離性人格障害)を患っており、80歳くらいの老婆、中年の男性、若い女性、そして少女本人の4つの人格を持っていたそうです。
その中でも、中年男性の性格が凶暴で、この人格が現れているときは9歳の少女とは思えない程の怪力を発揮し、家族にも危害を加えたといいます。

田舎ということもあり、その娘への様々な噂が飛び交いました。
家族は娘を人々の奇異の目から守るため、二階のある部屋に閉じ込め、すべての窓に鉄格子をはめました。

ある日、娘の精神は凶暴な中年男の人格に支配されてしまいます。
暴走した娘は、父親の猟銃を使い一家惨殺をした後行方をくらませます。

そして現在新潟ホワイトハウスと呼ばれるようになったその廃墟には、今でも娘の霊や惨殺された家族の霊が彷徨っているそうです。(娘の霊が出るということは、行方をくらませた娘のその後は自殺か事故で亡くなっている?)

別の話では、一家惨殺したのは娘ではなく息子になっていたり、この屋敷に閉じ込められていた人々が自殺し、その霊が彷徨い出てくるという話もあるそうです。

映画 13日の金曜日の第一作目の舞台はキャンプ場だったのですが、新潟ジェイソン村の舞台となっている場所も、もともとは集落ではなくキャンプ場だったようで、娘が使った凶器以外でもジェイソン要素があったということですね😨

新潟ホワイトハウスは実在してるとのことですが、近隣の迷惑がかかることの他、事件や事故に巻き込まれる可能性があるので面白半分で行かないことをおすすめします。

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